会社の外で稼ぐにはまず本業で稼ぐこと

作者: 柴田英寿
出版社/メーカー: 朝日新聞出版
発売日: 2010/01/13
メディア: 新書
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　会社の外で稼ぐとか複数収入獲得だとかいう言葉に勘違いしてはいけないのは、本業で稼げないのに副業（複業）で稼げるわけはない、ということ。　　
　本書の著者も本書で事例として挙げられている方々も皆本業で実績を上げて出世されている。
　　
　そうだよなあ。一日の大部分を費やしている本業で実績を上げられないのに複業で実績を上げられるわけないよなあ。
　
　事例として挙げられているのは本業でも副業でも活躍しているそうそうたるメンバーである。
　
　ベストセラーを連発されている坂口孝則さん。
　　
　　　　
　　
　第１回週末起業大賞審査委員特別賞受賞、高樹公一さん。
　
　　　
　
「朝活」「週末起業」なる言葉が生まれる前から朝や週末の活動を啓発されていた小石雄一さん。
　
　　　　
　
　他、祖母や親から不動産投資を叩き込まれた方など、本業でも複業でも通常の人とは別格のできる人ばかり。
　当然、著者の柴田英寿さんも著書を何冊も出し、本業では役職付きである。
　　
　　　
　　　
　本書を読めば
「誰でもできるようになる」
というのではなく、
「自分とは全く違う世界の人の話」
「とても自分にはできない」
と自信をなくすような。
　　
　まずアフィリエイトなど簡単にできるネットビジネスで元手を作って、
　そこから株式投資、不動産投資、講演などにステップアップしよう
　　　
……という方程式が紹介されております。
　私も時々ブログで本や商品などの感想文や紹介文などを書いてアフィリエイトを貼っていますが、その結果は…orz…。
（アフィリエイトなんてそう簡単にうまくいくもんではありません。それこそ超メジャーなアルファブロガーにでもならないと。
　少し冷静に考えれば、ねずみ講・ピラミッド商法なるもので稼げるのは上位数％だと分かる。アフィリエイトもそれと同じで、やれば全員稼げるというものではない。
　アフィリエイトで稼ぐようになる前にアルファブロガーになるための勉強が必要だ。）
　　
　しかし結果は目標より低いのが常である。目標を高くして初めて小さな結果が得られると思えば、これほど高い目標を目指さないと複数収入なんて無理なのかもしれない。
　　
　私も小石雄一さんの達人シリーズなど単行本の時代から読んでいたのに、何でこんなことになってしまったのだろう。どこか人生の選択を誤ってしまった。いや、誤りの連続であった。もういつ終わってもいい。
　
　ともかく、複数収入だとかネットで小遣い稼ぎだとか思っている方は一刻も早く本書を読んで現状を認識することが必要だろう。
　情熱をかき立てるにしろあきらめるにしろ、早ければ早いほどいいからのう。
　
↓それでも、挑戦し続けた者にのみ結果は訪れる　　
　　　
　　　
　　　
■[日々の冒険]サクッとプチ起業　継続と成長ある者が成功できる
　　http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20090721/p1
　　
修羅場を乗り切った投資家の独り言
　http://www.sftd.jp/kato/2010/01/post_1758.html
　　　　