「なぜこの本を読むのか」
「この本を読むと何が得られるのか」
- 作者: 大橋悦夫
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 単行本
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ブログを使って生活を向上させていこうというアイディアはいい。ブログは生活向上ツールにもなり得る。
ブログの書き方だけでなく、人生の向上にも示唆を与える記述も多い。
その中でも一番いいと思ったことは、
「叡智を引き出す質問:whyではなくwhatを使う」
という考え方。
「なぜ」と問われると過去にさかのぼって答えを探すが、「何が得られそう」と問われると思考の矢印は自然と未来に向かうそうである。これから実現させようとしている未来への期待が生まれるとか。
「どうしてこんな目に遭うんだろう」
↓
「これを切り抜けるために何をすることが必要だろうか?」
「どうして彼女はあんなことを言ったんだろう」
↓
「何が彼女にあんなことを言わせたんだろう?」
「誰の失敗だ?」
↓
「何が解決策なんだろう?」
要するに
「質問の方向を後ろ向きではなく前向きにセットする」
「答えが名詞になるような質問にする」
ということ。
ブログを書く時も、何となく書くのではなく(当然、愚痴っぽくなるのではなく)
その日の自分への質問を作り、これに答えるようにして書くと、よりシャープな内容になるという。
「どうして朝早く起きることができないんだろう?」
↓
「早く起きるには何をしたらいいんだろう?」
「仕事をてきぱき片付けるには何をしたらいいんだろう?」
ブログを書くのは自分なりの質問を作り、これに答えていく作業だという。
これはブログを書くのみにとどまらず、生活全般にも言えることだと思う。
この指摘にはっとしたね。慣用句で言うと「ハタと膝を打った」というところか。
思えば私の思考方法も「なぜ」が主体だった。何か問題があるとまず「何で?」と原因を追究してさかのぼることばかりが先にたち、「これからどうすれば」と解決策を探ることが後回しになっていた。
思考が未来志向ではなく、過去志向であり、マイナス思考であった。
私のはてなIDは「nazegaku」だが、これは以前「人はなぜ学問するのか」というメルマガを出していたことに由来する。このメルマガタイトルを縮めて「なぜ学」となり、サイト名も「なぜ学」としていた。根源的に追及するのが好きなのである。学問的・哲学的な姿勢ではあるが、現実の世界では浮世離れした態度である。
メルマガも廃刊し、サイト名も改めた今、はてなIDも変えたいのだが、変更できないものか。
■[自己啓発]「なぜ?」よりも「教えてください」
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110211/p1
むらログ 日本語教師の仕事術 「手帳ブログのススメ」
http://mongolia.seesaa.net/article/26076295.html
心と身体の健康をサポート 鹿児島 叡智を引き出す質問
http://blog.livedoor.jp/stress_caresupport/archives/50438136.html
I think, therefore I am. 叡智を引き出す質問WhyとWyat
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/198648/170009/16515135
※実験的模索中です。
→ 易経六十四卦イメージ記憶法 ガンダム編 http://iching.seesaa.net/
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