中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)
「モテない男はコミュニケーションを学ぶこともできないのだ。結果、負のスパイラルに陥り」
「自由恋愛社会においてはコミュニケーション能力の優劣が、モテる男と、モテない男を無常なまでに二極化する」
という指摘は当たっていると思う。
また、人間の移動が容易になったことについても、山田昌弘氏命名の「もっといい人がいるかもしれないシンドローム」を紹介して指摘している。
「男女が出会う機会も少なく、その少ない選択範囲の中で男女は相対的に自分に合う相手を探していたということだ。選択肢がお互いに少なく、また結婚への社会的な圧力も強かった時代であれば、男女はお互いにある意味で「現実的な」選択を行うことができたのだろう」
「男女が出会う場は増えており、選択範囲は想像を絶するほどに拡大したと言っていいだろう」
「少数の魅力ある固体(原文ママ)へ多数の男女が群がるのは当然のことである」
行動範囲・選択範囲が広がるほど格差が拡大するという不都合な真実。
この件については、齋藤孝先生も指摘されていました。
モテる外国人男性が日本人女性を奪うので日本の男性はあぶれてしまう恐れがあるということです。
■グローバル化で日本の男は日本の女を手に入れることは難しくなる!
喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130610/p1
これは人間関係に限らず、経済活動にも当てはまると思います。
経済活動がグローバル化することで、
「世界中が商売相手になる!」
なんて喜んでも、簡単に世界を相手に売り込めるでしょうか。
海外のマーケットに進出するにはそれだけの準備や規模が必要で、地方の一個人が簡単にできるものではありません。
一般的に普通の店舗にとっては、
「世界中から商売敵がやって来る」
というのが本当のところです。
その良い例が、書店です。
アマゾンという圧倒的に優位な書店が日本に進出したため、地方の個人経営の書店が軒並み潰れていっているのです。
OLDIES 三丁目のブログ
■[経済]旭屋書店イオンモールりんくう泉南店の閉店・泉南市の書店事情
〜日本の地方都市における書店の状況はTPPの今後を象徴している
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161102/p1
荒馬紹介のツイッター保管庫
アマゾン「Kindle Unlimited」から考えるTPP成立後の日本
http://yorodzu.seesaa.net/article/445123668.html
私が子どもだった頃は、21世紀の世の中は戦争も公害もなくなり、経済的問題もなくなって人々は平和に豊かに暮らしているのだろうと思っていたものです。
ところが現実に迎えた21世紀は、経済的にも社会的にも不安定で不確定で、おまけに軍国主義まで復活した未来への不安が絶えない社会でした。
それに加えて結婚すらも一部の恵まれた人にしかできなくなる格差時代が到来するとは、一体誰が予想していたのでしょうか。
■[自己啓発]喫茶店で10分持ちそうもない 一生かけて学んでいかねばならない
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170118/p1
■[日々の哲学]宇宙船ペペペペランとシャイマンロン
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20141017/p1
こんな本いくら読んでも何にもならんわ↓
http://booklog.jp/users/diletanto?tag=%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&display=front
ブクログ http://booklog.jp/item/1/4594053858
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