OLDIES 三丁目のブログ

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『ヤクルトがプロ野球を面白くする!!』90年代スワローズの黄金時代を予見した本

 ちょっと珍しいヤクルトスワローズの本。
 1992年7月出版。
 その頃のスワローズの歴史をウィキペディアで調べると……。
 
1990年
 野村克也が監督就任。新人の古田敦也を正捕手に起用。高卒2年目の川崎憲次郎が12勝。58勝72敗の勝率.446で5位に終わる。
 
1991年
 67勝63敗2分けの勝率.515で3位。広沢克己打点王古田敦也首位打者となる。
 
1992年
 広島・巨人・阪神との優勝争い。69勝61敗1分けの勝率.531で優勝。ハウエルが首位打者本塁打王の二冠となり、MVPに。日本シリーズでは西武ライオンズに3勝4敗で敗退。長嶋一茂が巨人に移籍。
 
1993年
 日本シリーズで4勝3敗で西武に雪辱。
 
1994年
 阪神と同率4位。シーズン終了後、広沢克己とハウエルが巨人に入団。
 
1995年
 日本シリーズオリックスに4勝1敗、2年ぶりの日本一に。
 
……と、野村監督が就任後に強くなっていった時期に重なります。
 確かに本書の出版後、ひとときのスワローズ黄金時代を誇っていたようで、本書の出版意図は当たっていたと思われます。
 執筆者は「ヤクルト担当記者グループ」となっています。新聞や雑誌でスワローズを担当した記者さん達でしょうか。スポーツ記事担当者らしく、分かりやすく面白い文体で当時のスワローズ選手が紹介されています。
 私は野球に関心ないのですが、名前だけは知っている選手が色々と。特に野村監督と長嶋一茂にはページ数が割かれています。

 2021年9月月末現在、阪神タイガース読売ジャイアンツが優勝争いしている中に突然調子を上げて浮上してきたヤクルトスワローズが首位になりました。
 2021年、本当にスワローズがセリーグを面白く盛り上げているわけです。そのルーツが1990年代の野村時代にさかのぼれるかもしれません(もちろん、現在は本書に登場する選手はほとんどが現役を引退し、選手層は全く入れ替わっているのですが)。
 ヤクルトスワローズファンの皆様には90年代の黄金時代を知るためにもぜひ一読お勧めします。

  [wikipedia:東京ヤクルトスワローズ]

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