- 作者: 関英男
- 出版社/メーカー: 日東書院本社
- 発売日: 1988/06
- メディア: 単行本
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■[能力開発]売れるハウツー書の傾向から日本人の読解力を考える
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20100224/p1
で昔と今のハウツー書の違いについて書いた。
まさに本書は昔のハウツー書だな。細かい字がつまっていて、ハウツー書とはいえ、読書慣れした人でないと読みこなせない。今の売れるハウツー書はもっと字が大きくて空白が大きくて読みやすい。
ただ、大げさなタイトルだけは現代の本に通じるものがある。少々ストレートすぎるが。今の売れる本はもう少しひねっているような気もする。
タイトル通り、読むだけで超能力が身につくわけでは当然ない。
超能力の中でもテレパシーに重点を置いて記述されている。第3章まではテレパシーの事例や仮説など。
第4章 テレパシー能力を開発する
タイトルを見れば、この章が中心部。
第5章 超次元世界とテレパシー
が面白い。
私が子どもの頃は四次元世界というのが結構話題になっていたが、最近はほとんど聞かないねえ。こんな切り口から数学や物理に関心を持つということもあるんだから、もっと取り上げられてもいい話題だ。
フィラデルフィア・エクスペリメントについても記述されている。
wikipedia:フィラデルフィア計画
「その当時は騒がれたがいつの間にか大衆は忘れてしまったようである」と紹介されている藤原由浩さん事件。私も知らなかったので検索してみた。
円盤に乗った青年のマジメな話―北海道宇宙人事件の真相 (1974年)
復刊ドットコム 復刊リクエスト 円盤に乗った青年のマジメな話
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=24600
著者について。
関英男。日本の電気工学者。山形県出身。東京工業大学電気工学科卒業。工学博士。東京工業大学・ハワイ大学・電気通信大学・千葉工業大学・東海大学の教授を歴任。
素晴らしい経歴。超心理学の方面にも関心は向かったようだ。
まるで現代のニュートンか。
wikipedia:関英男
wikipedia:日本サイ科学会
wikipedia:サイ科学
テレパシーを説明するために超微細子、サイ粒子群、幽子という粒子を提唱している。湯川秀樹の中間子に匹敵する仮説か!?
心霊治療 (1980年)
↑男性は女性の左側に、女性は男性の右側に寝ると気のバランスが良くなるという。
加速教育法というのも紹介しているらしい。
加速教育法
加速学習法ってなに??
http://www.takken.hajimete.tv/mindup/kasoku-gaku.html
他に本書ではサイババや超越瞑想や太陽瞑想法を紹介している。
高学歴ベストセラー作家・青山圭秀・七田真・苫米地英人・茂木健一郎氏らの源流のような方ではないか。
あと、参考図書には興味深いタイトルの本がズラリと挙げられていた。
昔からこういうテーマに弱いのだ。全部読みたい。
本来なら「ムー」も毎月定期購読して読みたいのだが時間と費用がない。
超常現象の科学―霊魂からブラックホールまで (ブルーバックス 333) (新書)
生命のリズム―あなたのからだの神秘な時計 (1985年) [古書] (-)
虫の知らせの科学 (単行本)
超意識の旅―世界のESP、夢テレパシー、心霊科学の軌跡 (単行本)
情報科学と五次元世界 (1971年) (NHKブックス) [古書] (-)
五次元の世界―現代科学とUFOをつなぐもの (ブルーバックス 437) (新書)
超自然にいどむ―この世に不思議はあるか? (ブルーバックス (B‐511)) (新書)
テレポーテーション―驚異の瞬間移動 (学研ポケットムー・シリーズ (15)) (新書)
四次元宇宙の謎―超空間から超時間へ (1981年) (サラ・ブックス) [古書] (-)
直観力 (講談社現代新書 508) (新書)
超能力経営の研究―直観力・予知能力・念力をどう開発するか (単行本)
未来予知力―あなたのアルファ波を開発する (カッパ・ブックス) (新書)
「月刊フナイメディア」8月号で「両手振り体操」の“創始者”関英男先生を紹介!
http://ryoutefuri-taisou.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/8_6b54.html
「両手振り体操」プロジェクト
http://www.funaivisioncreates.com/bothhands/
日本サイ科学会
http://homepage3.nifty.com/PSIJ/
http://psi-science.sakura.ne.jp/noframe.shtml
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