以前、 中邑真輔のCHAOSについて批判させて頂きました。
こんな時こそのプロレス・ヒーロー論(アンチヒール論)(1)
■[地上波プロレス中継観戦記]復興の依り代にふさわしいのは IWGPヘビー戦
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110502/p1
プロレスの見方は一つではなく、見る人の数だけ考え方が違うということを受け入れた上で、極私的な意見として、アンチヒール論の2回目を述べさせて頂きます。
今回テーマにするのは、プロレスリング・ノアのKENTA選手率いるNO MERCY。
プロレス会場で仲田龍GMを名指しで批判して週刊プロレスでも取り上げられて話題になっています。
私は何をするにしても少数派で、多数派になることはほとんどありません。
ともすれば少数派の間ですら、いつの間にか仲間外れにされて追放されかねない異端者です。
何せかつて新日本プロレスで軍団抗争が行われていた時、国際軍団を応援していたくらいです。
だから今回もいくら言っても絶対に支持されないだろうとは思いますが、どう考えてもKENTAのNO MERCYには賛成できないんですね。
管理職を批判する労働争議なら被雇用者の現場組を応援せなならん、というところですが、応援する気になれません。
何か改革を求めているようですが、この改革には暴力や反則が伴っています。
暴力や反則によって行われた改革の先には、何があるのでしょうか。
このような改革は認められません。
同じ改革でも、かつて三沢光晴らによって行われた超世代軍とNO MERCYと比べると、明らかに劣化でしょう。
私は一時大学受験などでプロレスを見るのをやめていた時期がありましたが、久しぶりに見た時、全日本プロレスで繰り広げられていた超世代軍VS鶴田軍の抗争に興奮したものです。タッグマッチしていても、三沢が隙あらば鶴田にエルボーをぶち込んでいって鶴田を怒らせるのです。
それまでは新日びいきだったのですが、全日を見直しました。
反則・乱入なしの正々堂々のプロレスによる改革。因縁というのもなく、ただ組まれているから戦うのみ。前日まで超世代軍だった田上明や川田利明が次の日から何の因縁もなく鶴田軍や聖鬼軍に加入して超世代軍と戦う。
この超世代軍の行ったプロレスこそ、プロレスのあるべき未来ではないでしょうか。
この流れの四天王プロレスと比べると、NO MERCYのやってるプロレスは、口で言っていることは立派ですが、スケールの小さい茶番ではないでしょうか。
乱入・反則で試合をぶち壊し、選手を負傷欠場でぶち壊し。自分達が悪いことして格好つけて威張ってるだけ。
彼らが今までやってきたのは、言ってみればかつての仲間への内ゲバといじめと公開リンチ。
そしてかつて新日本のベルトを取ったこともある実力者丸藤正道を負傷欠場に追い込む。
このような仲間外れ・内ゲバ・いじめ・リンチをして試合や選手をぶっ壊している“改革”の行き着く先は?寒々とします。
まあ言うなれば今のNO MERCYのやってることは“黄巾の乱”のようなもんで、いずれ劉備や曹操などの群雄に討伐されるような類のものではないでしょうか。
改革を行うなら、反則・乱入なしの正統派プロレスで結果を出すべきではないでしょうか。かつて超世代軍が行ったようなプロレスで。
多人数で一人をリンチしたり裏方をいじったりしていないで、かつて三沢が鶴田に対してやったように、秋山や潮崎に対して連日膝蹴りをぶち込むような軍団抗争を開始したらどうなのか。
或いは、天龍同盟。残念ながら天龍同盟は、私が一時プロレスから離れていた時期なので知りませんが。
或いは、平成維震軍。これは私も覚えています。新日本とWARを股にかけて札幌二連戦でWAR軍と新日本隊に二連勝して一大ムーブメントを起こしました。
前身の齋藤彰俊&誠心会館と小林邦昭&越中詩郎の抗争で、斎藤がブーイングする観客に対して「反則してないのになぜだ!」と反発していた、と週刊ファイトに書かれていたのを今でも覚えています。反則なしでもすごい試合はできるのです。
何度も言いますが、超世代軍時代のプロレスとNO MERCYのプロレスを比べると、劣化としか思えません。
かつて天龍同盟や超世代軍・四天王プロレスで未来形のプロレスを行った歴史のある系統の団体で、このような暴力革命が"改革”の名で行われているというのは、劣化・退化の類ではないでしょうか。
改革が必要でも、反則や乱入などを行う必然性は全く感じられない。
例えば、学校の改革が必要だから不良グループと組んで暴力によって改革を行う、というような。
町内会の改革が必要だから暴力組織と組んで暴力によって改革を行う、というような。
会社の改革が必要だから裏社会の組織と組んで改革を行う、というような。
そういった反則・乱入によって行われる改革に良き未来が期待できるのでしょうか。
金丸たちのNO MERCY(NMC)に反旗を翻した鼓太郎は、自分たちのチーム名についてアンチ・ノーマーシー・ユニオンこと「ANMU(アンム)」と命名。来るべきタッグ王座戦、そして今後のシングル戦線に向け「真っ向からやる」と、NMCとの全面対決を決意した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20110509-00000002-spnavi_nm-fight.html
週プロ5月11/18合併号で反NMC軍のコメントが掲載されているが、こちらの方が支持できます。
鈴木鼓太郎
「今のオマエのやり方じゃ、NOAHの内部が崩壊するだけなんだよ!」
青木篤志
「おい、(NMCを)擁護するファンもよく聞け。アイツらの相手をしてやっているオレらがいるから、面白くなるんだよ。よく覚えておけ!アイツらが面白いんじゃねぇ!!」
石森太二
「オレも同じ。向こうが言っていることが面白くない。オレらがいるから面白いんだよ。
鈴木鼓太郎
「アイツらがやり始めて、試合を通して変わった点は何もない。ただ客の不満をアオッているだけじゃ、何も変わらないよ。」
また、週プロ6月1日号の仲田龍GMインタビューのやり取り
「−NO MERCYの動きは体制を動かすムーブメントではないと?」
「やることを全部やっていれば、みんながガッと押していくけどさ
(略)たぶんほかの選手たちも社員もそう思っているよ。」
「−KENTA選手は対戦相手のことも考えられないと?」
「自分だけ目立てばいいのかよ」
「天龍さんが天龍同盟をやった時は、社内でもみんな天龍さんを応援していたもん。
NO MERCYを応援している人はオレ、誰も知らないよ。」
鈴木・青木・石森の意見の方が圧倒的に説得力あります。
週プロではその後彼らのインタビューは掲載されていません。
ぜひ彼らのインタビューを掲載してほしいところです。
また、NO MERCYの他のメンバーの金丸義信や平柳玄藩に対してもインタビューを行ってほしい。
偉そうなことを書いてきましたが、こんなことを書いている私自身は全く結果を出せていない人間です。
ブログを書いても書いてもコメントもブックマークももらえずアクセスすらなく全く注目もされず存在感が全くなく失笑され無視されているような状態です。
今回の記事でも多くのノアファンから恨まれたり顰蹙を買ったりするかもしれません。
まあ初めからあってなきが如きブログなので何を書いても誰にも見られない気楽さもあるし失うものは何もない。
そういう意味では私のブログは“不発ブログ”です。私自身が全くの不発なので“不発”と言われているヨネ選手に肩入れしているのかもしれません。
そういえば私自身も新入りの仲間から仲間外れにされて追放されそうなタイプだ。
そんな背景もあって、私が絶対にNO MERCYを認めたくないのは、私個人の私的な感情からも来ています。
関係者並びにファンの皆様にはお気に触ることも多かったと思いますが、あくまでも一プロレスファンの個人的な意見ということでご容赦下さい。
中途半端なプロレス好きの語り
KENTAと仲田GMは大きなアングルなのか?
http://wrestlingtalk.blog104.fc2.com/blog-entry-16.html
NOAH- MON
KENTA、仲田GM、そして丸藤?
http://plaza.rakuten.co.jp/noahmon/diary/20110512/
ブラックアイ2
ノア内幕晒す口争が会場でも始まる
http://beye2.com/item_28536.html
仲田GMの改革案は手詰まり状態?
http://beye2.com/item_28625.html
minのブログ
GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権王者決定戦開催決定!
http://ameblo.jp/feohansur430/entry-10886579911.html
NOAHしか観ぃないっ!
大好きなNOAHの大嫌いなところ
http://ameblo.jp/akemikehanakenta/entry-10891629462.html
反無慈悲軍ANMU
http://ameblo.jp/akemikehanakenta/entry-10887400855.html
ANMU人気はでそうですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1361908058
リングサイドグラフティ
四天王プロレスFILE 〜至高の闘いの全記録〜
http://ringside.jugem.jp/?eid=33
プロレスリング・ノア
NO MERCY (プロレスリング・ノア)
ディスオベイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%99%E3%82%A4
超世代軍
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E4%B8%96%E4%BB%A3%E8%BB%8D
聖鬼軍
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E9%AC%BC%E8%BB%8D
プロレス四天王
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B
四天王プロレス
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%CD%C5%B7%B2%A6%A5%D7%A5%ED%A5%EC%A5%B9
王道プロレス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E9%81%93%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%B9
天龍同盟
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%BE%8D%E5%90%8C%E7%9B%9F
平成維震軍
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%90%E7%B6%AD%E9%9C%87%E8%BB%8D
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