OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

osakamastersが日根野イオンに登場!

 イオンモール日根野のイベント広場で
【OMスペシャルパフォーマンスショー】が行われました。
 団長はロシア人のようですが、大阪にパフォーマンス団体を設立したので【osakamasters】という名前だそうです。
 30分ほどでしたが、見応えありました。
 こういう世界レベルのパフォーマーがわざわざ大阪南部まで出張して来て無料で見学できるとは、かなり恵まれたことですよ。
 HPを見ると、他にもメンバーがいるようです。
 これなら有料でフルのイベントを見学したいというものです。
 
 
 
イオンモールにGWイベントが続々登場!
  https://www.walkerplus.com/trend/matome/article/186996/
  
公式サイト
  https://www.om-artisticteam.com/
  https://twitter.com/osakamasters
  https://www.instagram.com/osakamasters/
  
大阪フリンジフェスティバル
  https://osakafringe.com/
  https://osakafringe.com/2018/
  
“著名ジャグラー渡辺あきら泉佐野市に来た”
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/20180508/p1
嘉門達夫さん日根野に初登場
  http://sakai.areablog.jp/blog/1000026345/p10980792c.html

【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
手塚治虫の『火の鳥 ヤマト編』を読んだことありますか?
  http://blog.with2.net/vote/v/?id=205675
手塚治虫の『火の鳥 宇宙編』を読んだことありますか?
  http://blog.with2.net/vote/v/?id=205676



       
         ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m

          
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m
   
   

火の鳥 5・復活編 レオナ(ロビタ)の前半生悪人説

 火の鳥 5・復活編 火の鳥 5・復活編 

 物語はレオナ少年が事故死したところから始まります。
 それまでの記憶についてレオナ少年は失っていますが、部分的に思い出します。
 しかし、物語的に明らかになった事実はあまりにも少なく、レオナ少年の前半生については謎のままです。
 まだ若いのにアメリカの砂漠地方で現地人のガイドを雇って火の鳥を捕まえようとしていたとは、かなり冒険家・野心家的な性格のようです。
 チヒロに対する執着も強引でストーカー的で、常軌を逸したところがあります。常識的な小市民ではあり得ません。
 膨大な財産があったようで、遺産を巡って怪しげな親戚達が大勢集まってきます。何だか胡散臭い一族のようです。
 一介の少年に対して当時の最先端の医療が施され、復活をとげたといういきさつについてもよく分かりません。
 週刊誌ネタ的に調査すれば、色々な闇が明らかになるかもしれません。
 密輸団の女ボスがレオナに一目ぼれしたのも、同じタイプの人間だということに気付いたからでしょう。タイミングが合っていれば女ボスとレオナはいいカップルになっていたかもしれません。
 この極悪人の記憶が移植されたロビタが人間らしくて子ども達に人気があるというのも分かる気がします。
 余りに聖人君子で立派な人間は子ども達から見れば近寄り難くつまらないものです。ある程度悪っぽい要素を持っている方が子ども扱いもうまく、子ども受けも良いものなのです。
 命令されて時によって「しかし旦那様」と反発するのも、一斉に人類に反抗し集団自殺したり人間であることを証明するために人間を殺すという行為も、元々は悪人の心を持っていたからなのです。
 お釈迦様が前世でウサギであった時、餓死寸前の聖者を助けるために我が身を捧げたという話があります。
 善人が行う行為は道徳の話にはなっても嘘くさくてドラマチックな物語にはなりません。
 自分中心・利己主義の心が起こす事件こそ物語になるのです。
 年を取った好々爺が昔を回想して
「わしも若い頃は無茶したもんじゃ」
と言っている、それがロビタなのです。
 
 しかしロビタが集団自殺するシーンで、ロビタの足音が
 
 ザッ ザッ 
 
と書き込まれています。
 確かにこのシーンにこの効果音は効果的です。
新造人間キャシャーン』のアンドロ軍団の行進を思わせます。
 しかしロビタには足はないのだから、こんな音になるはずありません。
 私のイメージとしては、『機動戦士ガンダム』のドムのようなホバー推進です。
 実際のところは、ロビタ誕生のシーンで、尻の滑車で動くシーンがあり、
 
 ガラガラ
 
という効果音が描かれています。
  
  火の鳥5 復活・羽衣編 (角川文庫) 火の鳥 5 復活・羽衣編 (角川文庫) 火の鳥≪オリジナル版≫復刻大全集  復活編/羽衣編 火の鳥 5 復活・羽衣編 (GAMANGA BOOKS)
  
 wikipedia:火の鳥 (漫画)
  
火の鳥」はどんな漫画なのか?基本情報・あらすじを徹底解説
  https://mangatari.jp/recommend-hinotori-story
火の鳥『復活編』に観る人間の蘇生&ロボットと共存する明るい未来とは?
   https://mangatari.jp/recommend-hinotori-hukkatu
  
火の鳥手塚治虫):まとめ/全体のループ構造・ストーリー概要・世界観を把握しよう|(0) 序論
  https://www.gixo.jp/blog/2612/
ギックスの本棚/火の鳥手塚治虫):(6) 復活編
   https://www.gixo.jp/blog/2649/
  
空想俳人日記手塚治虫作品限定版
 手塚治虫火の鳥~復活編~」
  http://plaza.rakuten.co.jp/shisyun/diary/200709210000/
  
前座、古今亭凡渡
【ロビタ】火の鳥の最高傑作は間違いなく復活編【人間】 -
  http://bond-kokontey-bond.hateblo.jp/entry/2016/07/27/104243
  
火の鳥5』 | カドブン
 手術で体の60%が機械になった少年は、人間が無機物の塊に、ロボットが人間にしか見えず
   https://kadobun.jp/reviews/479
  
ブクログ
  https://booklog.jp/item/1/4022140267
  https://booklog.jp/item/1/4041066344
  https://booklog.jp/item/1/404185105X
  https://booklog.jp/item/1/4835447476
  https://booklog.jp/item/1/4778032659
読書メーター
  https://bookmeter.com/books/462430
  https://bookmeter.com/books/13042308
  https://bookmeter.com/books/570481
  https://bookmeter.com/books/3120879
  https://bookmeter.com/books/7813885
本が好き!
  https://www.honzuki.jp/book/276915/
  
火の鳥 1・黎明編”
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/02/14/205238
火の鳥 2・未来編”  
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/03/06/210043
火の鳥3 ヤマト編・宇宙編”
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/03/15/210031
火の鳥 4・鳳凰編”
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/04/08/204720

【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
手塚治虫の『火の鳥 復活編』を読んだことありますか?
  http://blog.with2.net/vote/v/?id=207007



       
         ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m

          
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m
   
 

梅原猛 精神の発見

 精神の発見 (角川文庫 (6152)) 精神の発見 (角川文庫 (6152)) 
  
 梅原猛の膨大な業績を一覧する初心者のために最初に読むにふさわしい名著。
 1970年4月から1971年12月に渡って「熊本日日新聞」に連載されていたコラムをまとめたものらしい。
 新聞連載コラムだから1回の分量はそう多くもなく、一般の人が読むコラムだから内容も専門的過ぎなく読みやすい。
 取り上げるテーマも哲学者らしく当時の時事問題について論じたり、梅原古代学のさわりについて集中的に論じたりバラエティに富んでいます。
 本コラムが連載されていたのは『隠された十字架-法隆寺論』(1972年)『水底の歌』(1973年)が出版される前のようです。
 発表後に大論争を巻き起こす異端の新説が地方新聞の連載コラムで触れられていたとは、なかなか贅沢な連載です。
 梅原古代学は膨大なもので読むのが大変ですが、ご本人が新聞コラムという形で的確にアウトラインを解説して下さっているのですから、読まないと損というものです。
 最近、元号改元に関して万葉集が話題になりましたが、本書では万葉集についても論じられています。

「(正岡)子規によってつくられた価値基準に反抗して、もう一度、日本の美を『古今集』にもどって考え直せと論じた」
 
「子規をはじめとする多くの明治以来の文学者は、万葉集を全く誤解してきたのではないか」
  
 また別のところでは 
「言葉とは過去との関係において別の意味が付与されているのである。つまりここで言葉は、二重性をもっている」
 
という指摘もされています。「令和」のもととなったエピソードが暗愚の「安帝」を批判しているという都市伝説を思うと、意味深です。
 最近梅原猛さんが亡くなられて、今まで読んだことなかったけどどれから読もうと迷われている方がおられましたら、間違いなく本書はおすすめです。
  
 梅原氏がこのコラムを執筆していた時、戦後民主主義が勢いを持っていて、マスコミにもいわゆる“進歩的文化人”が多く登場していたようでした。
 梅原氏はその風潮を苦々しく思っておられたようで、“進歩的文化人”を批判するような記述も幾つか見られます。当時の梅原氏は“保守的”立場だったんですね。
 時は変わって平成から令和に変わる現代。
 猫も杓子も糞も“保守”を自称する時代です。
 どんなアホでもバカでもクソでも“保守”を名乗れば偉そうに連載を持って安定した地位が保証される末期的状況です。
 一応リベラルの代表とされていて安倍政権やネトウヨから目の敵にされている朝日新聞でも、つい最近まで“保守”を自称するクソ学者が想像を絶するつまらない連載コラムを月一回連載していました。
 保守系学者とは本当に楽な商売ですね。全くお金を払うに値しないクソつまらない連載でした。
 同じ保守を自称する学者でも、梅原猛とこのクソ学者との差は月とスッポン・天と地以上の差です。
 本当に、昭和から平成令和にかけて日本の人文科学は劣化に次ぐ劣化です。
 特に〝保守オピニオン誌”というものが癌のような存在で、サヨクやリベラルといった人々を口ぎたなくののしってさえいれば1回分の記事が完成します。学者なのかデマゴーグなのかネトウヨなのか分からない。
 こういう便所の落書きのような雑誌に載せるだけで原稿料がもらえるのだから、保守論壇誌というものは日本の論壇・読書業界を悪貨で駆除する癌のような存在です。

 
 精神の発見 (角川文庫 (6152)) 精神の発見 (角川文庫 (6152)) 

 wikipedia:梅原猛
  
梅原邸 http://www.town.minamichita.lg.jp/main/syakyou/umehara/umehara_top.html

freehand2007's diary 梅原猛『精神の発見』
  http://www.eclat.cc/home/freehand2007/diary/2010/11/1290460015.html


ブクログ
  https://booklog.jp/item/1/4043271026
  https://booklog.jp/item/1/4081500185
読書メーター
  https://bookmeter.com/books/2042387
  https://bookmeter.com/books/4768571
本が好き!
  https://www.honzuki.jp/book/276751/


 wikipedia:佐伯啓思
   
“闘論 (1) 古代史への挑戦 梅原猛竹内均の対談”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/02/25/205546

【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
梅原猛さんの著書を読んだことありますか?
  http://blog.with2.net/vote/v/?id=205023



       
         ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m

          
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m