11月4日の新聞文化面に、
「科学ライター講座花盛り」
という記事が載っていた。
NPO法人「サイエンス・コミュニケーション」が都内で「サイエンス・ライティング講座」を開いたり、東京大学先端科学技術研究センターもジャーナリスト養成講座を開いたという。
後者では、哲学や社会学の講義も入っているという。
「科学技術の歴史的・社会的位置づけのためには、人文・社会的素養も必要」
ということらしい。
「これまでは難しい科学を知識のない市民に伝える、というトップダウンの形が主流だった。これからは市民、政府、科学者集団が互いに緊張関係を保ちながら、社会にとって必要な科学を育む形が必要になる」
◇ ◆ ◇
哲学や倫理学の方面から科学を見ていくということもできるわけで、これからの複雑な社会には総合的な見方が必要になる。幸いブログのおかげで、非専門家と言われる人でも書く機会も発表の機会も敷居が低くなった。ブログの存在が科学や哲学にどのような変化をもたらすか。