OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

気球に乗った兵隊さん チチ松村さんの思い出を解読

  
特命リサーチ2011 捜査File No 666 
 気球に乗った兵隊さん チチ松村さんの思い出を解読せよ】


  
 5月7日の「世界の快適音楽セレクション−ゆるい音楽−」における『喫茶・謎』のコーナーで語られた、チチ松村さんの不思議な思い出。
 今回はこの謎に迫ってみよう。
    
 マスターから一番古い記憶は何かと聞かれてチチ松村さんが語った思い出。
  
 家の玄関から東の空を見上げると、軍服を着た兵隊さんが気球に乗って上がっていって、それを眺めていた。
 しかも1回きりでなく、「何度も見た」「日曜ごとに見た」ということである。
 しかし両親に聞いても思い当る出来事はない。
  
 300ピース リサとガスパール 気球にのって (26x38cm)

      
所長「メルヘンチックというか不思議というか怖いというか、不思議な話だな。
 荒馬捜査員はこれをどのように調査したんだね。」
 
荒馬紹介「フロイトの創始した精神分析でも、記憶について色々な解釈が提出されています。
 私は記憶という観点から調査してみました。」 

    
 調べるとチチ松村さんは1954年生まれで、兵隊さんを見るのは時代的におかしい。
 そもそも気球に人が乗っている光景は滅多に見るものではない。
   
 夢で見た光景か、もしくは、本やTVやラジオに描かれたシーンで、それを現実に見たものと思っているのではないかと思われます。
 気球に乗るシーンは少年向けフィクションなんかでよく出てきます。
 松村さんが子どもの頃読んだ当時の本や、「少年倶楽部」など戦前戦中の少年小説なんかにも似たようなシーンが描かれていたはずです。
  
 漂流 本から本へ 漂流 本から本へ
  ↑筒井康隆さんなら似たようなシーンのある本を何冊も挙げられるのではないでしょうか。
  
  
 私が子どもの頃でも、「少年探偵団」で、怪盗コスプレをした怪人二十面相が気球に乗って逃げていくシーンはありましたし、「魔女っ子メグちゃん」のOPにもメグちゃん達が気球に乗ってるシーンがありました。「ポールのミラクル大作戦」なんかでもいかにもありそうなシーンだし、結構TVなんかでありそうなシーンです。
 
 気球船探険 [DVD]

    
 人間の記憶というのは結構あやふやで、実際には経験していないことでも本当にあったかのように作り替えることがあります。
 そういった記憶のあやふやさを証明する実験についての本も色々と出ています。
 明智小五郎のデビュー作と言われる江戸川乱歩の『D坂の殺人事件』も、記憶の思い違いをテーマにしています。
   
「日曜ごとに見た」ということは、まさにTVやラジオ番組などを思わせる要素ではないでしょうか。
 
 VILAC パズル 気球 ババール VL2190

    
所長「なるほど。フロイトのいう“過誤記憶”のようなものか。」
荒馬「チチ松村さんの特異な才能を思わせるエピソードではないでしょうか。」

 気球 ロイヤルブルーレザー ゴールドフレーム時計 #G1610010 

白虎(声:ゴルゴ松本
「本物の二宮金次郎は薪なんて背負っていなかった!
 あのポピュラーな金次郎銅像はジョン・バニヤン天路歴程』の挿絵をモデルにしたものだったことが判明したのである!
 チチ松村の見た兵隊さんの乗った気球の記憶は、彼が幼い頃に見た物語だったのだ!
 この新説、信じるか?」

  
青龍(声:松方弘樹
 「信じないか?」
 
 

 君たちは受験生―受験期は人生の黄金期

   
……と、一応、もっともらしい説明をつけてみました。
特命リサーチ』大好きだったのです。
 あの番組のように科学的にスッキリと説明できれば格好いいのですが。
 精神分析や心理学に関心ある皆様は、どう解釈されますか?
  
 特命リサーチ200X「心霊現象解明ファイル」 [DVD] 特命リサーチ200X!―F.E.R.C.極秘調査報告 松岡征二ファイル超常現象編 特命リサーチ200X!F.E.R.C.極秘調査報告 伊達徹ファイル 地球危機警鐘編 特命リサーチ200X―コミックス

    
 しかし私は実は超常現象肯定派で、世の中には科学では割り切れない現象もあると思っております。
 実はオカルト雑誌『ムー』なんかも大好きです。
 
「世界の快適音楽セレクション」を毎週聴いていると、ゴンチチのお二方が、普通の人間とは違った感覚を持っているということが実感できます。
 だからお二方が実は動物や昆虫や植物なんかと話せる能力を持っておられても不思議に思わないし、普通の人が見えないものが見えることもあるかもしれません。
 特に子どもの頃は、大人が見えないものを見ることがある、といいますから。
    
   
 松村さんが
「過去何度も話した」
と言ってる割にゴンザレス三上さんも
「初めて聞いた」
と役を忘れて本気で怖がっていたというのも不思議な話です。
  
 以前ゴンチチ一行が演奏旅行で宿泊した際、早朝、他の人は聞いていない軍歌が松村さんだけに聞こえて起こされたことがあったらしい。

「その時にキミの横で気球が上がってたんと違うか」
  
不二家憩希のブログ 気球に乗った兵隊さん。
   http://blogs.yahoo.co.jp/t6k3/60506240.html 
  
世界の快適音楽セレクション
  http://www.nhk.or.jp/fm/kaiteki/


   wikipedia:世界の快適音楽セレクション

  
■[老若男女懐メロ]いわく付き思い出の曲特集 世界の快適音楽セレクション
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110110/p1
■[日々の冒険]気が塞いだらこれを聴け!「ラフィング・ラグ」 (ダン・ピケット)
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110514/p1

      
  GONTITIスーパーベスト 2001-2006 gontiti 25th Anniversary CD 知識ゼロからのアコースティック・ギター入門 ゴンチチの脳内麻薬書簡 
       

 ← 人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m  
      
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやリンク付きTBもお待ちしております。m(_ _)m