- 作者: 雪舟えま
- 出版社/メーカー: 短歌研究社
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
穂村弘さんの書評を読んで、無性に読みたくなったのである。
■神様の囁き声をとらえる感性
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011071700308.html
http://book.asahi.com/review/TKY201106280178.html
図書館にあったので図書館で借りたのだが、もし図書館になかったら購入していたかもしれない。
以前、「ニッポンの書評」について書いたが、その観点から観ると、穂村さんの書評は特Aクラスの書評だったということだろう。
■[日々の冒険]今後軽々しく“書評”を書けなくなる本
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110820/p1
五七五七七の短歌形式。
内容は作者の引き出しの多さを表して、非常に自由でバラエティに富んでいる。
短歌形式で非常に色々と実験されていますね。
私はファンタジー的というか、SFチックというか、非現実的な傾向の作品が好きだ。自分でもこんな歌を詠んでみたい。
一方、「おちんちん」なんて言葉が出てくる現実的・卑近なテーマの歌は今の私には生々しすぎてちょっと……。
(穂村さんの書評は前者に焦点を当てていたので私の関心を惹いた。
もし後者の歌に焦点を当てていれば読もうとはしなかっただろう。
書評もどこにテーマを当てるかで大きく違ってくる。)
……という風に、こんな傾向の歌からそんな傾向の歌まで自由自在のごった煮状態。
短歌を詠むのに、教科書に載ってるような短歌らしい短歌を作らねば、と形式ばる必要は全くなく、好きなように詠めばいい、というお手本。しかし言うはやすし、行うは難し。
かつて俵万智の『サラダ記念日』が社会現象を起こしたことがあった。
その系譜に連なる現代短歌ではないだろうか。
それとも、現在の短歌はこんな風にバラエティや実験に富んでいるのだろうか?
しかしいつもながら自分自身の現実の不甲斐なさが情けない。
新聞の文化欄や書評欄を熱心に読んでいる割には実際の作品を読んだり実作に励んだりしなかった、できなかったところに人生の悔いがある。
作品を書くか書かないか、そこに違いがあり、生じるのだよ。
雪舟えま
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E8%88%9F%E3%81%88%E3%81%BE
■[俳句・短歌]ドラえもんの国語おもしろ攻略 俳句・短歌がわかる
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110626/p1
■[俳句・短歌] 俳句と短歌の違いは何? 俳句と短歌を例えると
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110620/p1
← 人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
コメントやリンク付きTBもお待ちしております。m(_ _)m