「シャイマン」の恋愛講座―シャイな男だからこそできる彼女への愛の伝え方 (ゴマブックス)
↑(今となっては貴重な初版のオビ付き写真。ちなみに、本文には、ここに名の挙がっている芸能人についての記述はありません。)
「シャイマン」とは、一言で言えば恥ずかしがり屋という意味。
自分の気持ちを率直に表現できない引っ込み思案タイプ。
4つのタイプに分けられるという。
引っ込み思案型
プライド型
緊張型
対人恐怖症型
(私、全部に当てはまりそうですが)
本書では、そんなシャイマンが悩む恋愛シチュエーションについて、色々アドバイスが述べられています。
しかし、本書を読んで一気に悩み解決とはいかないような。。。
例えば、「エレベーターで二人っきりになったが、あがって何も話せない」
という悩みについては
「二人っきりになっても、絶対に口をきくまいと心に誓うこと。そのうち誓いを破りたくなってくる。」
とアドバイスされています。
それでうまくいけば問題ないのですが。
私ならこんな楽な誓いなら、いつまでも守れます。
その誓いを破る方法が知りたいわけです。
その誓いをくそ真面目に守ってしまえるのが重症のシャイマンなんでしょう。
あとがきで著者は書いています。
じつのところ、「シャイマン」に治療法などはない。あるとすれば、シャイなところを治療しないのが治療法である。
「僕はシャイだったんだなあ」とシャイを受けとめ、シャイにふけることができたとき、シャイは立派な゙芸゛となる。
自分のシャイの姿を見せたときは、まさに、シャイマンが自分の生き方を肯定したときであり、また自分をほんとうに知ったときである。
第1章の最後でも述べられています。
シャイマンは、シャイであることを肯定することです。つまり、シャイマンだからこそ、プレイボーイや猪突猛進型にはできない愛の伝え方があるのです。
「オレはシャイだから何もできない」ではなく、シャイを特権と考えて、シャイを楽しむ気持ちを持つことです。そのとき、シャイが「芸」に変わるのです。
まあ簡単には治らないということですね。
ではどうしたらいいのか。
相変わらずシャイマンを脱却できない私自身が今現在の時点で中間報告をまとめました。
最近のバラエティ番組で、よく、レポーター役の人が悪戦苦闘する映像を見ながらスタジオのコメンテーターが色々コメントしたり突っ込んだりする演出があります。ワク構造とでもいうのでしょうか?
この、ワク構造とでもいう形式にヒントがあると思います。
実はこの演出法、問題点もあると思うのです。
この演出、視聴者の思考を他人事、上から目線、評論家的にさせるのではないでしょうか。
こういった上から目線の考え方、はてなブックマークなどのソーシャルブックマークのコメント欄でよく見られます。
いくらいい記事を書いても、ブックマークコメントで否定的なコメントが付くと、バラエティ番組でコメンテーターに突っ込まれたレポーターのようなお笑いの対象になってしまった感が出てしまうわけです。
……とまあ他人をお笑いの対象と見てしまうという点において、問題があるとも思える演出法なのですが、自分を客観的にお笑いの対象と見ると、有効活用できるのではないでしょうか。
エレベーターで二人っきりになったとき、この状況をスタジオで見ている状況をイメージするわけです。
コメンテーターたちは何と言って突っ込むでしょうか?
自分がコメンテーターだったら何と言うのでしょうか?
また、この状況がはてなブクマされていると、何とコメントされているでしょうか?
自分がブックマークするとすれば、何とコメントするでしょうか。
その中から一番素晴らしい意見を採用すればいいわけですが。
本書の著者もシャイを芸にする、と書かれていますね。
つまり、シャイという性格と付き合っていくには、お笑いが効果的だと思うんです。
『シャイマン・シンドローム』(ブライアン・G. ギルマーティン著、1994年)が出て、一時、“シャイマン・シンドローム”という概念が広まったことがありました。
確か朝日新聞でも家庭面か文化面に大きめの記事が出ていました。
本書もその流れで出たものと思われます。
当時から自分のことを言われているような気がして、発行直後に購入したのですが、未だに治っていません。
性格はなかなか変わらないもんですねえ。
それに結局、シャイマン・シンドロームという言葉は定着しなかったですねえ。
「草食系」という言葉の方がキャッチーで生き残ったということでしょうか。
「シャイマン」の恋愛講座―シャイな男だからこそできる彼女への愛の伝え方 (ゴマブックス)
シャイマン・シンドローム
シャイな男は損をする
wikipedia:ラブシャイ
あと、実は私は数年前、夏目漱石『三四郎』を読んでいくというブログを開始してすぐに中断したままとなっています。
最近、再開を目論んでいるのですが、なかなか進みません。
実は、シャイマンという自分の観点から読んでいく、というつもりだったのです。
『三四郎』な人生論 http://sanshirou.seesaa.net/
子育てママ必見!我が子を「シャイな男性」にしないコツ
http://sgk.me/qUA4dU @men_joyさんから
女性の魅力を語りますっ!
『シャイマン・シンドローム(前編)』 http://amba.to/XkutdX
『シャイマン・シンドローム(後編)』 http://amba.to/XkuvCr
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