「科学的に正しい読書法」とはどういうことか

【科学的に正しい読書法】と銘打っていますが、これもやっぱり目次を活用した「飛ばし読み」のテクニックです。
　やはり本になっていない素人のキンドル出版はこの程度なんでしょう。
　昔一時期、「情報商材」というのが流行ったことがありました。
　下に長い１ページのサイトですごい煽り文句で高額な情報商材が売られているのですが、購入するとカスみたいなもんでした。
　現在のキンドル出版はそれを思い出させるものですが、値段が安いだけマシでしょう。
（それに、何もしないでケチをつけているだけの私よりは、低レベルでも一応は本を出した人の方が圧倒的に偉い。それは認めます。）
　それにしても本書は夜郎自大の傾向があって残念。先行して出版されている速読の本はインチキだから買う必要はないと断言していますが、速読をマスターできないからといってインチキと決めつけるのはどうか。謙虚さに足りないのではないか。それこそ「非科学的」な態度だ。
　しかも本を読んだ後にはアウトプットすることというのはいいことなのですが、それは直後ではなく記憶や想起のメカニズムから判断して２日後、４日後、……がいいのだとか。これは余計なお節介ですね。
　いくらキンドルアンリミテッドで読み放題だといっても、あまり内容のない素人のキンドル出版ばかり読んでいては無駄というものです。やはり本になって出版されている本の方が一定の水準を満たしていると思います。