麒麟がくる　第18回「越前へ」　 - OLDIES 三丁目のブログ

第18回「越前へ」　
　https://www.nhk.or.jp/kirin/story/18.html
　
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　　麒麟がくる前編 (1) (NHK大河ドラマ・ガイド)　

　尾張への脱出を意図する光秀（長谷川博己）達の前に駒（門脇麦）と菊丸（岡村隆史）が現れる。
　尾張への道は危ないので手薄な北方面を勧め、案内する。
　伊呂波太夫（尾野真千子）が現れる前に一行の逃亡を助けるという、重要な役目を果たしました。
　しかし、伊呂波太夫と遭遇するというのもかなり低い確率と思います。そこら辺、フィクションでしょう。
　当時は電車も車もなかったので歩くしかなかったので現代人よりは健脚だったのでしょうが、美濃から越前まで山道を歩いていくというのは大変。
　特に牧（石川さゆり）さんは大丈夫だったのでしょうか。
　牧さんより若いはずの今の私でも音を上げそう。
　そう考えると、現代人は体力的に弱くなっていますねえ。
　
　駒の命の恩人は明智光綱（尾関伸次）でした。
　当初からブログで正体を推理している方がいらっしゃいましたが、やはり光秀の父親だったんですね。
　こんな風に物語を創っていくんですね。
　しかし、駒と牧さんは今までも面識がありました。駒がもっと早く子供の頃の思い出を語っていればもっと早く分かっていたのに。
　光秀には話したのに牧さんには話さなかったのか。
　まあそれは物語の展開上の都合で。
　我々の日常生活でも、もっと早く気付いて話していたら解決する問題というのがあるかもしれませんね。
　
「沈んだときどう耐えるか、負けたときどう生きるかにその者の値打ちが決まる」
　これはそのまんま、我々の現代の生活にも言えますね。覚えておきましょう。
　　
　朝倉義景（ユースケ・サンタマリア）に面談。
　これはいわば、社内の派閥抗争に敗れて退社して再就職のために社長面接しているようなもの。
　細川藤孝（眞島秀和）の推薦文が届いていたとは、かなり有利な条件だったはず。
　つまり、コネ付きの面接だったわけです。
　しかし今の学生は就職面接であんな態度するかのう。
　このシーンは就職面接のお手本にはなりません。
　折角推薦状を書いてくれた細川藤孝の好意を無にする態度かとも思うのですが。
　社長が短気だったら追放されておかしくないところですが、とりあえず廃屋を世話してくれて良かった。
　後で義景が部下に床を拭かせているのは、光秀が座った場所なんでしょうか？
　これは塩をまくのと同じ意味？
　
　質屋に行くエピソード、これは勉強になります。
　これは光秀に仕える煕子（木村文乃）や駒の心がけを描いたエピソードです。
　こういった心配りを生まれつきできる人とできない人がいるのです。
　私のような後者の人間は、このようなドラマや小説なんかを読んで知識として学ぶしかありません。
　
　尾張ではついに信長（染谷将太）が信勝（木村了）を成敗しました。
　信長にしろ信勝にしろ柴田勝家（安藤政信）にしろ、色々な思惑があってギリギリの選択をしたのでしょう。
　帰蝶（川口春奈）が兄弟仲良くととりなすのでもなし、義弟を突き放したような態度というのがリアリティあります。
　人間社会は甘くありません。歴史は勝者によって作られていくのです。
　ところで、単純な私にとっては信勝が持って来た見舞いの水に毒が入っていたのにも驚いたし、ようやく兄弟が分かり合ったような感動シーンの後での信長の行動にも驚きました。
　私は占いや縁起物には目がないのだ。～のご利益がある、と聞けばありがたく思って喜んでしまう。簡単に騙されてしまいますね。
　それに私は単純なので、あのような場面になるとうっかり相手を信じて許してしまうところがあります。
　戦国時代なら真っ先に脱落して死んでしまうタイプなのでしょう。
　こういったドラマを見て人を疑い・出し抜き・生き延びる知恵を覚えないといけません。