治安の悪い都の夜道を、女装して笛を吹きながら歩くとは、襲ってくれといっているようなものではないか。
徳子(中越典子)の入内について話し合う平家の奥方達。大勢で話しているうちに妙案が浮かぶ過程が面白い。
うつぼ、とは、女の名としてはまた奇妙な名前である。結構グロテスクで凶暴な魚ではないのか。
確か忍者ものの名作『仮面の忍者赤影』で、卍党の別名をうつぼ忍群と言っていたのではないか。
車の中で「遮那王」の名を聞いて眉をひそめる時子(松坂慶子) 。
確か「遮那王」とは、鞍馬の寺に入ってから覚日律師(塩見三省)に付けてもらった名前ではないだろうか。
何で時子が知っているのだろうか。寺から報告が行っていたのだろうか。
義経と常盤の出会いは、何だか不自然。何であんな所で常盤が舞いを舞っていたのだろうか。
また鬼一法眼(美輪明宏)のような、幻の存在かと思った。
そもそもあの場所は鞍馬寺の下の石段なのか、それとも都の近くの良く似た場所なのか。
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ついに源氏の大御所・源頼政(丹波哲郎)登場!
保元の乱では源義朝と行動を共にし、平治の乱では義朝と袂を分かって平家方についたという。後についに平家打倒に乗り出す重要人物である。
しかし髭切りの太刀を見たいと所望した意図は一体何であろうか。
偽物だと分かっても知らぬふりをしていれば波風が立たないものを。
平家は面目をつぶされ、源頼朝は嘘がばれてマークされることになる。
平家も頼朝系列の源氏も差し置いて己が天下を取る、という意志の表明か?
そして頼政といえば、鵺(ヌエ)退治のエピソードは入るのか!?
今後も要注意の人物である。
鵺(ヌエ)にも勝る声を上げて荒れ狂う平清盛(渡哲也)。この描写、秀逸。
◇ ◆ ◇
善後策のために集まった平家の面々。これだけ大勢居るのか。今後やがて一人減り、二人減りしていくのだろう。
しかし皆、武士というより、公達と言うのがふさわしい。
逆境を生き延びてきた源氏の武士達と戦えば勝敗は明らかな気がする。
◇ ◆ ◇
そしてうつぼの兄・大日坊春慶(荒川良々) 。
これはまさに絵に描いたように憎々しげで嫌なやつである。
全国の視聴者の憎しみを一身に受け止めたであろう。
ここまで嫌な演技をすると、憎さを通り越して感心する。
次回は冒頭でこいつと義経との対決である。
どうせすぐに負けるのだろうが、頑張れ!
そして『太平記』の、ましらの石(柳葉敏郎)の如く、主人公をストーカーするのだ。
しかしどちらかと言うと、義経のライバルというより、五足(北村有起哉)や烏丸(高橋耕次郎 )のライバルになりそうなキャラだ。
(クリックアンケートコーナー)
さて、今回、禁断のアンケートを実施します。
ちょっとこれは恐ろしいので、クリックアンケートマガジン非公開のクローズ版として、私のブログでひっそりと行います。
と言って、投票数が少ないとみじめなのですが。
投票・コメントよろしくお願い申し上げます。
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現時点で『新選組!』と『義経』を比べた印象はどうですか。
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(途中経過及び結果は http://clickenquete.com/a/r.php?Q0003673C2e51 )
大河ドラマ『義経』を脇役中心に観ていく傍観レポート 目次
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20050114『新選組!』をもっと楽しく観よう会 目次
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20041115