毎朝サンテレビで『快傑ゾロ』を観ている。
(『週刊 快傑ゾロ ZORRO』連載中!http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20051230 )
放送も正月休みを取るそうで、新春の再開は4日水曜からとのこと。
その間、何を放送するのか気になっていたのだが、元旦の本日はアニメ映画を放送していました。
『チスト~みどりのおやゆび~ [VHS]』
この映画の原作は子ども時代に読んで、今でも鮮明に覚えています。アニメ映画化されていたんですね。
みどりのゆび (岩波少年文庫)
現在も岩波少年文庫で発売されているロングセラー。私は同じ岩波書店から出ていた単行本版で読みました。
いとこのお姉さんからいい本だからということでもらった本です。
何度も繰り返しというわけでもないのですが、何度か読み返したため、今でもあらすじも挿絵もほとんど完璧に覚えています。
主人公チトの本名はフランソワ・バチストということや、庭師の名前はムスターシュで、その意味は“ひげ”ということや、ペットの馬の名前がジムナスティックということも覚えていました。
きれいな挿絵も覚えています。
映画では教育係としていかめしい人がいたのですが、この人の存在は忘れていました。
アマゾンのレビューを見ると、「かみなりさん」というらしい。
健康は体から出て行こうとするのに、病気は体に入ろうとしている という医師の言葉や、
バジーとバターンの間で起こった戦争に対して、バジーを応援しているがどちらにも兵器を売っているという言葉もよく覚えていました。
映画は原作に忠実で、これらのシーンも収録されていました。
私はこの物語は特に好きということでもなかったのですが、なぜか鮮明に覚えていました。
人間に大切な普遍的なテーマを扱っているとか、真実を鋭く突いているとかいうことがあるのでしょうか。
アマゾンのレビューには、大人のための本と書かれていました。
確かに、この物語の面白さ・深さは大人になってこそ味わえそうです。
しかし子どもにも子どもなりの楽しみ方ができそうです。
大人になってから読み返して考え方がどう変わるか知ることも面白いので、子ども時代に読み、大人になってから再読したい本ともいえます。
映画では主人公チストの声を山瀬まみが演じ、ムスターシュおじさんの声を大滝秀治が演じていました。
1990年日仏合作の映画ということです。
原作を出版したフランスとともに日本も製作に参加していたとはうれしいことです。
- アーティスト: モーリス・ドリュオン
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1990/12/21
- メディア: VHS
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どうやら監督は日本人(丹野雄二)のようです。
チスト―みどりのおやゆび
↑主人公の名前や本のタイトルの表記を見ると、こちらが映画と関係した本でしょうか?
しかし元旦の早朝から隠れた名画を放送するとは、サンテレビもなかなか渋い。
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