清少納言も中宮定子も美人に描かれています。今の画風はもっと違ったタッチになるのでしょうか。時代遅れと言われようとも、私は今風の絵よりこんな画風の方が好きです。
内容は、シャキシャキした才女の歯切れのいいエッセイといった感。
現在にも通じるところがあるように思います。
ただ、才女で遠慮なくズケズケと言いまくっています。
例えば、「すさまじきもの」の例として、
「ちごの亡くなりたる産屋」
が挙げられています。このような不幸ごとを挙げるのは適切なのでしょうか?少々反応に戸惑うような。
さらに、待つ男のある女の家に男が来ないことも挙げられています。これは自虐ギャグになっていて、笑うべきところなのでしょうか。このマンガ版でもお笑い風に描かれています。
ストーリーはあるようでないようで。
冒頭、物語成立の説明のようなものがあり、終盤で藤原道隆が病没後、道隆閥の人々が都落ちしている章が描かれます。物語はそれで終わらず、その後も若き日の回想などが描かれ、後書きのような章が入って終わりです。
なかなかドラマチックで濃密な展開でした。
現代にも通じるところがあるので、現代語訳で読んでも面白そう。
来年のNHK大河ドラマでは源氏物語がテーマのようで『源氏物語』がブームになると思いますが、『枕草子』も忘れてはならないと思います。
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/B000J7G7R4
●読書メーター https://bookmeter.com/books/2050453
[wikipedia:枕草子]
[wikipedia:清少納言]
[wikipedia:藤原定子]
[wikipedia:藤原道隆]
わが君は
https://note.com/yuki_p10/n/neccbde59e6aa
駿河屋(新版)販売ページ(表紙画像を拝借しました)
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/BO646348
暁教育図書の【コミグラフィック日本の古典】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/10/07/193248
桑田二郎の『源氏物語』【コミグラフィック日本の古典】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/09/30/195755
宮腰義勝の『好色五人女』【コミグラフィック日本の古典】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/11/07/074839
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