♪【6月10日 ミュージックメモリー 】♪
みかん/大竹しのぶ
作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:細野晴臣(1976年)
芥川龍之介『蜜柑』を下敷きにした歌だという。
少女は“あなた”の部屋が男臭いため、みかんを置いて出てきて、その後汽車に乗る。
小説みたいにこのみかん、窓から投げたくなりました というフレーズで終わる。
1981年に杉田かおるがカバーしているようだ。
POP TRIP シングルレコードコレクション 鳥の詩 / みかん
http://homepage3.nifty.com/poptrip/single/ippatu/sugita.html
阿久さんは芥川龍之介の『蜜柑』を下敷きにしていて、当然皆知っているだろうと思っていたところ、多くの人から「何でみかんを窓から投げるのか」と聞かれて辟易したそうである。
文学作品の有名なシーンから引用してくる方法、なかなか面白い。
この歌では“蜜柑”を置いていくが、“檸檬”を置いていくのは梶井基次郎の『檸檬』。
この歌は『檸檬』も下敷きにしているのではなかろうか。
芥川龍之介の小説というと、『舞踏会』を連想させる曲がある。
酒井法子の1stアルバム『ファンタジア』に収録されている「プリティ・パラノイア」(蓮田ひろか/石川恵樹/馬飼野康二)。
初めての舞踏会の日の少女の喜びと不安を歌った曲。この曲を聴くと芥川龍之介の『舞踏会』を思い出すのである。
のりピーの歌声に、小さな秋と微笑みを見つけたよ♪
『プリティ・パラノイア』〜癖になるのりピーの歌声♪
http://ameblo.jp/coffee-k3/entry-11177585421.html
yama。さんページ みかん。
http://kotopara.jp/ne_uentrydtlinp/diary_id-603/entry_id-228069/
建さんの掲示板 MD report 061017 アッという間の...。
http://otogumi.fujitv.co.jp/ken/2006/10/md_report_06101_66c5.html
♪【6月11日 ミュージック・プラザ ポップス】♪
http://www.nhk.or.jp/mp2/pc/01mon/index.html
Today's Special は【 第3回 雨の昭和歌謡 】。
10. 雨のバラード / 湯原昌幸
作詞:こうじはるか 作曲:植田嘉靖(1971年)
多分初めて聴く曲だと思うが、なかなか味わいがあっていい曲だった。
また、この曲の前のつのださんが話したことも良かった。
子ども時代の雨の日の午後の読書の思い出を語った後、
「そんなもう帰ることのできない昔、思い出しませんか?」
確かに過ぎ去った時代は帰ることができないのである。しかし私にはそれが理解できなかったのである。
自分の成長や時代の変化により生活は変わっていくものだということが理解できなかった。
人生を有意義に生きて行くために知っておくべきことは、日々の生活は一期一会であり、諸行無常であること。生活が変わらないことはないのであり、変化に対応して生活して行くことが必要だということを常に意識して生きていくことが必要なのである。
ドリームBox・SP>Box・歌謡曲>スウィング・ウエスト
http://dribox.g-serve.net/kayopop/GS/SwingWest/SwingWest.htm
なお、今回の特集は“雨の昭和歌謡”であった。この1〜2週前の「ミュージックメモリー」でも雨の歌の特集をやっていた。「雨の慕情 / 八代亜紀 」と「雨に濡れた慕情 / ちあきなおみ 」は両方共に登場していた。
★老若男女 懐メロ倶楽部 目次
→ http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20070529
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