吉田初三郎のパノラマ地図―大正・昭和の鳥瞰図絵師 (別冊太陽)
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“鳥瞰図”というのだそうだ。その中でも特に吉田初三郎の鳥瞰図は、“初三郎式絵図”と言われているらしい。
現在の鳥瞰図の手法は平行透視図法が主流であるが、初三郎は「初三郎式絵図」と呼ばれる独自の作風を確立していた。その特徴は見えないはずの富士山やハワイが描かれているなど大胆なデフォルメや遊び心にある。
吉田初三郎の再発見は、堺市博物館での展示がきっかけらしい。
死後は忘れられていたが、1999年、堺市博物館で大規模な回顧展が開かれたのを契機として各地の博物館で展覧会が開かれ、再評価されるようになった。
堺市博物館もやるなあ。
実は私は、この1999年の堺市博物館での展示を見ている。
当時和歌山に住んでいたのだが、新聞でこの展示について紹介されていた。見えないはずの富士山やハワイなどが見えるという大胆なデフォルメについても触れられていた。一体どんな絵なんだろうと興味を覚え、見に行ったのである。時を忘れて見入ってしまった。和歌山など知っている土地の絵は細かいところまでじっくりと鑑賞した。
右脳を開発して発想力を鍛えるなど、能力開発にも良さそうな絵である。こんな素晴らしい絵が一代限りで絶えてしまうのはもったいない。弟子筋の人が“吉田流”ということで継承しないのだろうか。
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吉田初三郎 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%88%9D%E4%B8%89%E9%83%8E
これで思い出したのだが、昔テレビのバラエティ番組で紹介されていた方で、新幹線の窓から見える景色を長い紙に描いて行くという方がいた。一体どんな記憶力と画力を持っているのかと非常に驚いたものである。
これなんかも一種の天才が描くパノラマ画ではなかろうか。どこかで紹介されていないものか。
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鳥瞰図絵師の眼―Bird’s‐eye Dream (INAX BOOKLET)
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パノラマ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8E%E3%83%A9%E3%83%9E
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