OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

プラネタリウムの閉館

 堺市人権ふれあいセンターのプラネタリウムが3月一杯で閉館するようです。

 1974年(昭和49年)の開館以来、市民の皆さまがたに愛されてきた「人権ふれあいセンタープラネタリウム」ですが、2011年(平成23年)3月27日をもって閉館することとなりました。
  ※今後は「ソフィア・堺 プラネタリウム」(電話072-270-8110)をご利用いただきますようお願いいたします。
   
堺市ホーム 人権ふれあいセンター別館 プラネタリウム
 http://www.city.sakai.lg.jp/fureai/index.html
 http://www.city.sakai.lg.jp/fureai/puraneta.html

 私は堺生まれでないし特にこのプラネタリウムには思い出も思い入れもない(そもそも行ったことない)のであるが、何にしても“閉館”というのは物悲しい響きがある。
 
 そもそも私は生まれてからこの方プラネタリウムという施設には行ったことないのである。
 これを機会に行ってみることにした。
  

  
 入り口が分かりにくいが、この階段をさらに上に上がったところに入り口がある。
  

  
 空中の透明チューブの中を自動操縦の車が走っていそうな、何となく未来を感じさせる構図。
 
 さよならフェア開催中ということで、昔からプラネタリウムに親しんだ方々が別れを惜しんで大勢来ているのではと予想していたのだが、土曜の昼というのに、入館者は私の他に親子連れ1組だけだった。
 
 プラネタリウムに入るのは初めてなので、一体どんな仕組みになってるのだろうと思っていたが、小学校の教室2つ分くらいの広さの部屋の真ん中に無造作に投影機が1つ置かれていた。
 

 
 他のプラネタリウムではこんな間近で投影機を見られるもんだろうか。
 

 

 
 昔、NHKのアニメ『キャプテン・フューチャー』で、フューチャーメンが乗っている宇宙船「コメット号」もこんな感じだった。
 

 
 この赤・緑・青の3色がSFチック。
ガメラ対バイラス』で、少年2人が宇宙人のUFOの中に忍び込むシーンがあるが、そのシーンで出てきそうだ(まるっきり想像で適当なこと言ってます)。
  
 
 
 入り口の側の席で弁士が講釈するという仕組みになっております。
   

 
 天井の天空。ここに映し出される。
 
 真っ暗になって天井に星空が再現されるのはなかなかドラマチック。
 子ども時代に体験しておきたかった。
 冬の星座だとか春の星座などを紹介し、それにちなんだお話の説明が続く。
 慢性睡眠不足で油断するとすぐに眠り込んでしまう欠点がある私は、直前にコーヒーを飲んでおくか、ガムや飴を忍ばせておくべきだったと公開した。
 仕事が終わって慌しく直行してすぐだったので心の準備が整っていなかった。映像やお話は興味深いのであるが、コンディションが悪く、後半部分は寝てしまったように思う。
 投影時間は1時間程度。結構長い。今後プラネタリウムに行かれる方は、睡魔対策に注意するように。なお、プラネタリウム内の飲食は禁止されております。
 
 私の初めてのプラネタリウム体験、そして人権ふれあいセンタープラネタリウムとのお別れはかなり残念なものに終わってしまった。
 プラネタリウムは子ども時代に一度は見ておくべきだな。
 思えば私は典型的な文科系の子どもであって、生物だとか星だとか、理系分野への関心は全くなかった。
 小学校の図書の時間で、男の生徒の間では図鑑類が人気だったが、私は図鑑類には全く興味がなく、お話の本ばかり借りていたもんである。
 今思えば残念なことをした。
 星座の見方を知ることで、その後の人生に少しでも幅ができる。
 科学立国日本の維持のため、今後の日本を背負う人材の育成のためにもプラネタリウムは必要だ。
 
という観点から見て、堺市プラネタリウムの閉館は残念。
 この程度の規模なら入館料を取るまではできないが、かといって新しいプログラムや機械を導入して本格的にやるまでには至らず、採算が取れずに閉館になるんだろう。
 厳しい財政情勢の中、経費削減のためには仕方ないとはいえ、折角の施設を閉館とは残念である。
 閉館間近でさよならフェア開催中であるにもかかわらず入館者がほとんどいないというのが現状であるが、何だか悲しいのう。
 次世代の人材の科学的好奇心を育む機会は今後も確保されていかないと。
 

 
「このプラネタリウムは、天文や自然を身近に感じ
 ゆめをはぐくむと共に、市民のみなさんの交流を
 通して、あらゆる人権問題をなくするために作ら
 れた、ふれあいの場です。」

   
 崇高な理念に基づいた施設だったんだなあ。
 その施設は活用され、その目的は達成されたのだろうか。
 この理念については今後も忘れずに継承されていかねばならないでしょう。
 
※その他の写真はこちらに保存しております。
  http://f.hatena.ne.jp/nazegaku/%E5%80%89%E5%BA%AB/  

  ※今後は「ソフィア・堺 プラネタリウム」(電話072-270-8110)をご利用いただきますようお願いいたします。
 http://sofia-sakai.jp/planetarium/index.html

  
 大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム ) HOMESTAR AQUA cute BOOK (宝島MOOK) 
 
 浴室用プラネタリウム 「ホームスター スパ(HOMESTAR Spa)」 おやすみホームシアター スペシャルディスク みんなの夢の星座 ヒーリングシアター ウミネ
  
プラネタリウム
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
 
コニカミノルタプラネタリウム
 http://www.konicaminolta.jp/planetarium/
  
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
 

 ← 人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m  
      
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 堺市在住の皆様のコメントや言及TBもお待ちしております。m(_ _)m