捨てるほど幸運がやってくる!―風水流ルームデトックスで理想の自分になる
- 作者: ユキシマダ
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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著者がヨーロッパで学んだ風水学は
「建物と人間の身体の部位は合致する」
と説き、ガラクタが家にあると気が滞るので捨てると体の調子も良くなり、運気もよくなるという。
確かに納得できる理論だ。
このご指摘を忘れずに、今後はできるだけ思い切りよく捨てるようにし、掃除に整理整頓を心がけてきれいな部屋で気持ち良く暮らすことにしよう。
しかし本は……。
本のコレクターなんで本に関しては……。
本の感想はこれまでにして、以後、本書で述べられている風水学について徹底的に考察し、議論していこう。
今まで日本で知られていた風水は、方位だとか家相だとかインテリアの色や配置について説くものが多かった。
捨てるとか整理の風水は新しいんではないだろうか。
ヨーロッパの風水は方位より整理を重視するのだろうか。
風水の専門家の見解はどうなんだろう。
ご意見どうぞ。
それでは次に、今後の国際経済情勢と人々の生活スタイル・心理状況について徹底的に考察し、議論していこう。
確かに部屋を掃除・整理してすっきりさせると気分が良くなり開運するというのは分かる。
そのためにどんどん捨てて物をため込まないのがいい、というのも分かる。
しかしその前提として、物が豊かでいつでも物が買える、という生活がある。
確かに今までの時代ならそれで良かった。
しかし今後もこのような時代が続くと保証できるのだろうか。
現在ヨーロッパではギリシャの経済危機だとか色々不安材料がある。
いつまた経済危機で物不足の時代が来るとは限らない。
日本でも戦争中の物不足の時代を経験された方が物を捨てられないというのも分かる気がする。
日本でもごく最近、東北大震災の際、関東地方でミネラルウォーターやカップラーメンや乾電池なんかが一時的に不足する、という事態が起こった。
この件について森永卓郎さんが、
「家に1週間分でも備蓄があれば慌てずに済む」
と、「断捨離」ブームに関連して書かれていた。
まあこのような非常時を想定して物をため込むのは確かに精神衛生上悪いのだろう。
「断捨離」は豊かで安全な生活が今後も続く、というプラス思考に立脚した思考であり、
捨てずに物をため込むのは、非常時が来ることを想定したマイナス思考に立脚した思考なんである。
そりゃあプラス思考の方がマイナス思考より精神衛生上よろしいなあ。
(しかし地震列島の日本にこれだけ原発があって、実際に大事故が起こっても反原発の声が大きくならないというのも、プラス思考というか楽観的というかノーテンキというかアホというか……)
ご意見どうぞ。
それでは最後に、捨てることが本当に正しいことか、むしろ逆に保存しておくのが正しいのではないかという説について徹底的に考察し、議論していこう。
集めておくと後で宝の山となる例。
子どもの頃何気なく捨てていたお菓子のパッケージや本やマンガ雑誌など、捨てずに置いていたら30年ほどたてばオークションで高く売れることもあるんじゃないだろうか。
町田忍さんなどコレクターと言われる皆様も、子どもの頃から物を捨てずにコレクションしていたら今ではそれが貴重な資料となっているという。
まあそういう風に活用している例はごく一握りの例であり、普通のヒトが真似しても同じように成功できないでしょうが。
(でも例えば小学生の頃に定期購読していた学研の科学と学習、もし捨てずに保存していて今オークションに出したらいくらくらいになるんでしょうか?)
ご意見どうぞ。
いや〜これは、ディベートのテーマとして非常に面白いテーマですね〜。
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捨てるほど幸運がやってくるー風水流ルームデトックス [本−エッセー・その他]
http://mayury.blog.so-net.ne.jp/2006-11-18
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