アミーチスの「クオレ」というと、「まんが世界昔ばなし」で「クオレ物語 難破船」を見たのが最初か?
最後、主人公の男の子がぐるぐる回りながら沈んでいって、すごく怖かった。
原作を読んだのは、中学1または2年生の頃。旺文社文庫の全訳版で。
元来、本作品は「子供向けに愛国心を説くための本」だったということで、私も見事に影響されてしまいました。
愛国心を形に表すために日の丸を掲げて君が代を斉唱することが必要だ、という思想にかぶれてしまった。
このように間違った形で影響されたら困る作品ですが、面白い作品であることは確かです。
何で「クオレ」について思い出したかというと、新聞のコラムで、北村薫さんが書かれていたからです。
【(作家の口福)北村薫 『クオレ』と「焼きりんご」】
http://t.asahi.com/csnn
北村さんは、自分が読んだ「クオレ」に登場する焼きリンゴの話が、池田宣政による創作だったのではないか、と書かれています。
池田宣政は南洋一郎の筆名で、南洋一郎はアルセーヌ・ルパンシリーズの翻案で有名だから、さもありなんの説です。
wikipedia:南洋一郎
しかし、私が読んだ完訳版でも、確かに父親の代わりに夜に仕事をする息子の話があったように思います。焼きりんごについては印象に残っていないのですが。
引っ越しの影響で、本がどこにあるのか分からないので今すぐには確認できないのですが、果たして、原作には焼きりんごの話は存在するのでしょうか?
クオレ物語の焼きリンゴの話の成立過程についての考察は、面白いテーマだと思います。
Arumatik!な日々
【その2】9月14日土曜日発行の朝日新聞赤beのエッセイ「作家の口福」は北村薫先生がご担当!
http://arumatik.jugem.jp/?eid=1484
ムーミンパパのシルエット 焼きリンゴ
http://muhmin-papa.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-c42b.html
『クオーレ』の時代―近代イタリアの子供と国家 (ちくまライブラリー (93))
『クオーレ』の時代―近代イタリアの子供と国家 (ちくま学芸文庫)
wikipedia:クオーレ
wikipedia:愛の学校クオレ物語
(作家の口福)北村薫 谷崎と「水」
http://t.asahi.com/curq
↑北村薫さんはその後も、本の記憶の思い違いについて書かれています。
こういった話題、見ているだけでも面白いものです。
あの本のタイトルが知りたい
http://www.fukkan.com/seek
母をたずねて三千里 世界名作劇場 草原のマルコ:
http://youtu.be/Vp_cxiRcAjE
母をたずねて三千里 世界名作劇場 かあさんおはよう:
http://youtu.be/jVjZWmlyzwM
平成26年4月1日 消費税8%まであと何日? http://counting.hatelabo.jp/count/40440
平成27年10月1日 消費税10%まであと何日? http://counting.hatelabo.jp/count/72110
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