OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

柳田邦男『空白の天気図』ある登場人物のその後

柳田邦男さん、半世紀後の氷解
 被爆した広島の気象台を描いた「空白の天気図」
――登場した実習生の消息

  https://www.asahi.com/articles/DA3S16002251.html

柳田邦男さんの気がかり、半世紀後の氷解 匿名で書いた被爆者の行方
  https://www.asahi.com/articles/ASS844QG5S84PITB03RM.html

>作者の柳田邦男さん(88)は、出版後も気がかりだったある登場人物のその後を、半世紀ぶりに知らされた。

>《彼のあまりにも悲惨な運命を考慮したとき、実名を書くに忍びなかった》。柳田さんが作中で唯一、津村正樹という仮名で登場させた人物がいる。中央気象台測候技術官養成所から、広島地方気象台(現・広島市中区)に実習生として派遣されていた有常(ありつね)正基(せいき)さんだ。

>瀬戸内海の大崎上島に住む家族の元に身を寄せ、秋に復学。被爆から6年後に離島の測候所に転勤した。

 しかし、そこで統合失調症を発症。以降の足取りは柳田さんが取材を重ねてもつかめなかった。「元同僚に聞いても、『精神科病院に入っているっていうことだけは知っていますけど』とかそういう程度でね」。心の病への偏見が強かった時代。有常さんの名前は仮名にせざるを得なかった。

>執筆から約50年が経ち、「その後」を突き止めたのは、『空白の天気図』がテーマの企画展を昨年開いた国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の学芸員、橋本公さん(64)だった。2021年、企画展の準備のため有常さんの消息を調べ始めた。 「被爆と心を病んだことの関連性ははっきりしない。でも、この人の人生はどんなものだったのかと興味を持ったんです」




[wikipedia:柳田邦男]

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