最近、リブリオ出版の大活字本ミステリーワールドシリーズの読破に挑戦しようと取り組み始めました。どれから読もうと検索して、坂口安吾が目に飛び込んできました。
私は坂口安吾は太宰治なんかと同じ純文学系の作家だと思っていました。
坂口安吾はミステリーも書いていたのかと興味深く思って借りてみました。
【心霊殺人事件】
超常現象バスター・伊勢崎九太夫が登場。奇術師出身で、インチキ超能力者やインチキ霊能者のトリックを暴いている方です。
手品と言えば泡坂妻夫さん。私は本書を読む前は『泡坂妻夫集』を読んでいたので、偶然のつながりにビックリ。
本作品ではイタコ術のトリックを暴いていて、やっぱり口寄せはインチキなのかとガックリ。
いやそれでも、インチキではない本当の口寄せは存在するのではと、超常現象や霊現象肯定派の私は思うのであった。
【舞踏会殺人事件】
明治時代の外交や産業に関わる複雑な殺人事件。探偵役が色々登場して推理合戦するのが楽しい。勝海舟も探偵役の一人として登場するのですが活躍のほどは?
【安吾捕物帖】として描かれた一連の作品の第一作のようです。
これは面白い。
安吾捕物帖はもっと読んでみたい。
【選挙殺人事件】
私も名前だけは知っていた名探偵「巨勢博士」が最後に登場して一気に謎解きされます。
しかし本作品に限って言えば、無理があるかと。経緯にも推理にも無理で強引なところがあるのではないかと。
(これはあくまでも私個人の感想です)
坂口安吾には巨勢博士が登場する『不連続殺人事件』があるという。
「安吾捕物」もそうですが、他にも色々と坂口安吾作品を読んでみたいと思いました。
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4897845629
●読書メーター https://bookmeter.com/books/2092760
坂口安吾デジタルミュージアム
心霊殺人事件
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0192
舞踏会殺人事件
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0636
選挙殺人事件
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0190
もだんミステリーワールド12 泡坂妻夫集
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2025/10/04/192444

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