『新選組!』で燃え尽きて『義経』ではそのテンションを維持できそうにないので、今回は軽めに書いていくつもりです。
■ [『新選組!』をもっと楽しく観よう会]見るか見ないか『義経』!『新選組!』の穴を埋めることができるか!?
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20041230/p2
でも書きましたが、結構このドラマに関しては先入観はシビアであります。
今回主演の役者さん、USO!?ジャパン にも出てましたが、飾り物のような感じで印象は薄かった。
USO!?ジャパンは、何と言っても国分太一所長が面白かった。
国分太一はお笑い系ではなくアイドルだが、彼のギャグは好きだった。
国分所長といえば、ドラマをほとんど見ない私が『お前の諭吉が泣いている』を楽しみにして見ていました。
『新選組!』で主役を務めた香取慎吾が出ていた三谷幸喜の『合い言葉は勇気』も見ていたし、こういったタイプのドラマが好きなんです。
そんなわけで、今回の大河にはあまり触手が動かなかったのですが……。
上のリンクでも書いたように、平清盛、木曽義仲がどんな描かれ方をするのか、どんな風に死ぬのか、そして源頼朝がどんな風に描かれるのか、義経との関係は?……ということが気になります。
せめて平清盛(渡哲也)が死ぬところまでは絶対に見なければ、と勇気を振り絞って見てみます。
ということで、今回のテーマは、「脇役中心に観ていく」であります。
渡哲也や松平健クラスを脇役というのも変ですが、あくまでも主役以外の役という意味であります。
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『新選組!』で入ってきた若い世代に加え、旧来の大河ファンも戻ってきたと思われる注目度の高い放送第一回、結構良かったのでは、という感じです。
いきなり一ノ谷の戦いから始まる。結構リアルな合戦シーンである。さすがに週刊誌に予算は『新選組!』の軽く2倍を超える、と書かれていただけのことはある。
それから舞台は平治の乱に戻る。
源氏の頭領・源義朝(加藤雅也)は平家の平清盛(渡哲也)の軍勢の前に敗北。
源平の戦いと言われた平治の乱だが、実はその3年前の保元の乱で義朝は清盛と組み、父や兄弟と戦い、討っている。
ここら辺、清盛の方が一枚上手だったのだろう。
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源頼朝(池松壮亮)を詰問する清盛ら平家の幹部達。結構サマになっている。
頼朝の命乞いをする清盛の義母・池禅尼(南風洋子)。
清盛に意見する清盛の子・平重盛(勝村政信)。
重盛、いいではないか。知略も人格もありそうだ。清盛の名補佐役、平家に重盛あり。
清盛の正室・時子(松坂慶子)も安定感ある演技。『毛利元就』の杉の方を思い出した。
お徳(白石加代子)という謎の老婆もいい。演技も声も重厚である。
そしてさすがの迫力、安定感のある渡清盛。清盛が死ぬまでは清盛が主役である。
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『新選組!』では、香取慎吾が最初から主役として登場して矢面に立つことになり、風当たりもあったと思うが、今回の『義経』では、最初は渡清盛がいるし、松平健の弁慶も側に控えているので、何本もの命綱に守られている格好。主役として出てくる前にウォーミングアップ期間があり、その間に時代劇にも慣れ、成長していける。
時代劇のベテランを多数揃えた今回の『義経』は、万全の態勢ともいえる。
ということで、意外と期待できるのでは、と若干シニカルな論調で脇役に注目して見ていきたい。
NHK大河ドラマ『義経』を脇役中心に観ていくレポート 目次
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20050114
『新選組!』をもっと楽しく観よう会 目次
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20041115