OLDIES 三丁目のブログ

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岡本綺堂「半七捕物帳 朝顔屋敷」

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の感想文です。

岡本綺堂「半七捕物帳 朝顔屋敷」(050517〜050520)
 
 こんな作品まで読めるとは、得した気分です。
 
岡本綺堂「半七捕物帳」
野村胡堂作「銭形平次捕物控」
横溝正史の「人形佐七捕物帳
を三大捕物帳(捕物帖)というそうです。
 取り立ててミステリーマニアでもない私でも、海外の推理小説は幾つか読んだことありますが、日本の捕物小説は読んだことなかった。
岡本綺堂(1872(明治5年)〜1939(昭和14年))
野村胡堂(1882(明治15年)〜1959(昭和34年))
横溝正史(1902(明治35年)〜1981(昭和56年))
 
 はてなダイアリーに「捕物帖」のキーワードがありました。
推理小説と時代小説の合体形」と説明されています。
 日本にはこういった捕物帖という系譜もあったんですね。
  
 日本の推理小説といえばまず、『新青年』を思い出します。
 これもはてなのキーワードがありました。
 
1920年(大正9年)創刊で、戦後の1950年(昭和25年)まで続く。」
 
 捕物帖に飽き足らない新しい世代が新青年を手本に探偵小説を書いていったのでしょうか。
 
 捕物帖は目立たないという印象がありますが、このたび読む機会に巡りあえました。
朝顔屋敷」、不可解と思われた事件が意外な真相であって、意外と簡単に解決するのが面白い。
 盲点とも言えるトリックに半七がたどりつく過程が醍醐味といえるでしょう。
 半七の活躍で急転直下の進展であっという間に解決したという印象です。
 折角だから、続いて「半七捕物帳」の別の作品も読みたかった。
 半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫) 半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫)
 銭形平次捕物控〈1〉平次屠蘇機嫌 (嶋中文庫) 銭形平次捕物控〈1〉平次屠蘇機嫌 (嶋中文庫)
 人形佐七捕物帳 (光文社時代小説文庫) 人形佐七捕物帳 (光文社時代小説文庫)
 「新・半七捕物帳」音楽集 「新・半七捕物帳」音楽集

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