以前、ある新聞のモンジローの調査コーナーについて書いたことがある。
■[日々の哲学]もったいないお化けの正体?
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20050508
アクセス解析で訪問されることが結構あるようで、マイナーな当ブログの中で、珍しくアクセスの多い記事のようである。
それはともかく、このコーナーでまた興味深い調査がされていたのでメモしておく。
通りゃんせ なぜ「こわい」
(6月23日掲載)
「通りゃんせ」は広く知られているわらべ歌だが、確かに不思議な歌詞である。
「かごめ歌」も謎が多く、色々な解釈がされている。埋蔵金のありかを歌った謎かけ歌だとか、世界滅亡時の様子を歌った予言詩だとか、色々な解釈が諸説紛々・百花繚乱である。
「通りゃんせ」も、これと並ぶほどの不思議な歌ではないか。
あと、いろは歌にも色々な解釈がされている。この3つを日本の三大謎の歌と認定してもいいのではないか。
それはともかく、猿のモンジロー君の調査結果である。
一番有力なのは、埼玉県川越市の三芳野神社を発祥とする歌であり、この神社の一角に「わらべ唄発祥の所」の石碑まであるという。
川越城内にある神社であり、庶民は帰りには持ち出し物がないか厳しくチェックされたからではないか、ということである。
他にも色々な説があり、東京では「こわいはずだよ狐が通る」と歌われていたとか。この歌詞なら単に狐が怖いというだけで、謎の歌にはならない。
わらべ歌の魅力は、子ども集団が創造し、口伝えで広げたこと。歌詞も、だれかがふっと口にした言葉が面白ければ変えたり、よその方言が気に入れば使ったりして(岩井正浩・神戸大教授)
色々なバージョンの歌詞がつぎはぎされたものだとしたら、正しい解釈を1つに絞るのは難しいだろう。
「通りゃんせ」といえば、横断歩道で青信号の曲となっている。
子どもの頃新聞の投書欄で、「この曲を流すのは無礼だ」という指摘を読んだことがある。
無礼かどうかはともかく、「行きはよいよい帰りは怖い」と歌っている曲を歩く時のBGMとして流すのはよく考えると変である。
「実はこれは、世界滅亡の第一歩として日本の人々の潜在意識にネガティブなイメージを植えつけるための呪いの陰謀だったのである!」
「な、何だってぇ!!!」
おおっと、オカルト好きのSF Kid氏が出てきています。
それはともかく、何で横断歩道に「通りゃんせ」が採用され、普及したのだろうか。
そういえば、「誰かさんと誰かさんが……」という曲も「通りゃんせ」と並ぶ横断歩道のBGMである。こちらの方が軽快でいい曲だと思うが。なおこの曲の歌詞は複数あるようですが。
「通りゃんせ」の横断歩道のBGMの話に戻ると、この曲がいつも最後までいかずに途中で切れるのでいつも違和感を感じていました。これは、地方都市だったために青信号の時間が短いためだったのだろうか。大都市ではフルコーラスで流れていたのだろうか。
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