OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

アクティブシニア講座なんか行かずにバラエティ番組でも見て笑ってろ ということか

大阪府高齢者大学「アクティブシニア講座」(老人大学講座) とは

 21世紀の新しい高齢者として、自ら社会で得た経験・知識・技術を活かし、自ら学び、自ら考え、自ら行動することにより、生きがいをもって社会に貢献できる、「アクティブ高齢者」を養成します。
 
 高齢社会に対応し、高齢者の方々が新しい知識と教養を身につけることにより、地域社会においてリーダー的役割を果たしていただくとともに、自らの生きがいづくりを図られることを目的として昭和54年に開設しました。
 常に定員の約2倍の応募があるなど、高齢者向けの講座として人気を博しています。
 これまでに、2万人以上の方が受講・修了されました。

 高齢者をめぐる社会環境が大きく変化しつつあるため、学識経験者をまじえた検討会を設け、これからの講座運営のあり方について検討を行ってきました。
   http://www.pref.osaka.jp/korei/active/senior.html

   
 このような制度があったのか。
 
 それで、5月5日の新聞投書欄に掲載されていた。
 4月30日の開校式で、受講生に対して、7月での終了の可能性があることが発表されたというのである。

 
「私の改革の一環として、講座が7月で終わる可能性があります。
 払い込んだ受講料の3分の2は返却するから文句ないだろっ!」

 700人余りが出席していた会場は騒然。
「開校式までに連絡すべきだ」
「受講料を払い込んで契約は成立した。
 府の一方的な契約破棄だ」

 
「おっ、難しい言葉を持ち出しましたね。
 俺様が弁護士出身だということを知らないか!
 商工ローンの顧問弁護士として辣腕ふるっていたもんね〜。
 この件については法律的には正しい!
 一般庶民はお上の言うことに黙って従ってりゃいいの!」

 
 結局、府側が検討することで開校式は終わったという。
(念のため、知事様直々に高齢者大学の開校式に出席して受講生と質疑応答したわけではない。
 上の知事様のセリフは、知事様が大嫌いな私のフィクションである。)
 
 しかし1年間の予定で募集していながら、突然7月に打ち切り決定とはひどい。
 廃止するにしても当初予定されていた1年間を終了してから廃止すればいいのに。
 9か月の猶予も与えず廃止、ということか。
 
 しかし“改革”の成果が高齢者大学の廃止や大阪府立国際児童文学館の廃止だとは。
 廃止してはいけないものを真っ先に狙い撃ちしている。
 


 年寄りは学問なんかせずに、オレ様が出ていたようなバラエティ番組でも見て笑ってりゃいいの!

 
 学問の敵だな。
 
 大阪府国際児童文学館  http://www.iiclo.or.jp/  
   
■[学問]本など読まずにバラエティ番組を見て笑ってろ ということか
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20080322/p1
■[学問]大阪府にははした金
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20080429/p1
■[学問]図書館の民営化?
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20050620/p1
■[学問]市町村合併政令指定都市→図書館サービスにしわ寄せ
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20051007/p1

  




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