主人公は、少年科学探偵・塚原俊夫君(12歳)。
ワトソン役は、ボディーガードとして雇われた大野さん(柔道三段)。
俊夫くんは、お父さんに小さな実験室兼探偵事務所を建ててもらい、そこで日々実験と探偵にいそしんでいます。
最近も迷宮に入った大事件を三つも解決しました。
俊夫くんに探偵をすすめたのは、赤坂の叔父さん。
この叔父さんというのも面白い人で、もと逓信省の官吏。探偵小説が大好きで、退職して毎日探偵小説を読んでいるという変わりもの。
そして事件は始まります。
赤坂の叔父さんの家にある、祖先伝来の宝・紅色ダイヤが盗まれたのだ!
……なかなか面白いキャラが揃っています。
その後の展開が期待されます。
しかし、予告状を解読する時点で、その後の展開が予想されるんですね。
主人公が少年であり、文体もかなり易しめということから、子ども向け媒体に発行された読み物かと思っていたら、大正13年から14年にかけて雑誌「子供の科学」に発表されたものだとか。
だから“少年科学探偵”だったのか。
「子どもの科学」、今でも発行されてますね。大正時代から続いてるとはすごい。
まあ状況設定や雰囲気を楽しむ作品です。
このシチュエーションで他の作品は描かれなかったのでしょうか。
少年科学探偵・俊夫くんや助手の大野兄さん、赤坂の叔父さんの活躍をもっと読みたいぞ。
……と思って調べたら、ありました。
宮澤の探偵小説頁
『小酒井不木探偵小説選』
http://homepage3.nifty.com/DS_page/kozakai/sen.htm
速読の練習に読んでみようか。
■[速読読書]外務大臣の死 今一つ消化不良
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20111104/p1
小酒井不木―幻想有理の探偵劇 (叢書 新青年)
wikipedia:小酒井不木
はてなキーワード > 小酒井不木
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%F2%B0%E6%C9%D4%CC%DA
【速読読書】カテゴリは、『無料で速読トレーニング』http://www.servicemall.jp/sokudoku/
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の使用テキストの感想文です。
『紅色ダイヤ』 小酒井不木
http://www.servicemall.jp/sokudoku/BN/s/0085001.html
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