こころと脳の革命―超人への招待 帯付き画像は こちら
『心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る』で紹介されていた松澤大樹先生の著書。
本書では、アルツハイマー病の発症メカニズムの仮説が紹介されています。
海馬と扁桃核のアポトーシスが進行することにより機能障害が起こり、発症するという仮説です。
「この治療は、発生学的脳組織再建法によらなければなりません。すでに著者らはその方法を手に入れています。重要な問題ですが、ここではこれ以上述べないことにします」
ということで、治療法については部外秘のようです。
果たして、アルツハイマー病の松澤式治療法というのはどんなものだったのでしょうか。
本当に治療できたというのなら、もっと普及してもいいはずだと思うのですが。
松澤法を受け継ぐお弟子さんはおられないのでしょうか。
松澤大樹師匠一代で忘れ去られるというのはもったいない気がします。
以上、本の前3分の1は上のようなアルツハイマー病の専門的な記述ですが、後の3分の2は一般向けに脳を若く保つ秘訣を述べたものです。
帯には
「なぜピカソは70歳代で
子供をつくれたのか」
とすごいこと書かれていますが、そんな大したこと書かれているわけではありません。
逆に言うと、ごく当たり前のことを習慣づけることが一番効果のある健康法だ、ということです。
「痴呆の場合も、ガンと同じように、性格が内向的で暗い人がかかりやすい病気です。」
「そのことを逆に言うと、楽天的な人は痴呆にもガンにもなりにくいということです」
↑多くの本で書かれている当然のことですね。しかしそうと分かっていてもできないのです。よく知っているごく当たり前のことができるかできないかが分かれ目なのです。
「人間は自己暗示を活用することができる。
「自分は若い」と自己暗示をかけるのは有効。
自己暗示をかけることでホルモンが分泌され、細胞が若返る」(意訳)
「タスク(仕事)を少しずつ増やし、心身を鍛える」
「老化による脳の萎縮は誰にでも起こるものではなく、一生起こらない人もいる」
「脳萎縮の予防はからだの血のめぐりをよくすることです」
「日常のなかに小さな非日常を取り入れ、感動体験を増やそう」
↑“至高体験”が得られると、もっといいのでしょうか。
以上、まとめると、
「病は気から
老化も痴呆もガンも気から」
というところでしょうか。
もちろん、食事や運動についても触れられています。
■[健康]心の病は脳の傷 松澤大樹仮説 気分障害は扁桃体がカギ!?
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170803/p1
松沢大樹先生の診察を受けたいのですが
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/4907908.html?order=desc&isShow=open
インタビュールーム 松澤大樹
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/southerncross/200602/drmatuzawa.htm
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