１年間応援してきた『新選組！』も本日ついに最終回を迎えました。
私はいつものように録画しております。今週は水曜に観られないので、最終回の感動を味わうのは少し遅くなりそうです。
本日は、昨夜録画しておいたスマステ４を見ました。
この番組を見るのは初めてですが、新選組隊士を演じた方々が大挙出演する、と感想ブログを廻っているうちに知ったので。
芸能界について全く知らないに等しい私にとって、新選組を演じた役者も、ほとんど知らない人ばかりでした。
普通の人なら、役者を知っていて、この役者ならどう演じるか……と考えるのでしょうが、私の場合、先に『新選組！』の演技があり、この演技をした役者はどんな人なのか、という観点で見てしまいます。
ということで、時代劇を離れてトークショーに出た役者の印象について。
まず、局長から。
香取慎吾（近藤勇）
こんなに髪が長くてもじゃもじゃしていたのか。目と口は確かに大きい。
当初は近藤の演技について、辛口の意見がありましたが、私は最初からいいと思っていた。
しかし、最初に香取に近藤をやらせよう、と思いついた発想はすごい。今思うとすごいサプライズ配役だ。（⇒⇒）
隊士としての演技とあまりギャップを感じさせなかった方々
藤原竜也（沖田総司）
沖田そのものという感じだ。まさに最適な配役だったのではないか。
山本太郎（原田左之助）
同じく、原田そのものといった感じだ。これも最適な配役である。
中村勘太郎（藤堂平助）
平助そのものといった感じだった。これも正統派の配役である。
照英（島田魁）
プロのスポーツ選手みたいだ。プロレスラーやサッカー選手と言われても違和感ない。
しかしこれも順当の配役である。
堺雅人（山南敬助）
少々疲れていたのだろうか、元気がないように思えた。
口ひげを生やしていたが、それでもあの山南総長である。
一方、これがあの隊士を演じていた役者か、と驚いた面々。
山口智充（永倉新八）
重厚な役を演じていたのだが、こんなお笑い系の人だったとは思わなかった。
あのシリアスな演技とのギャップが大きい。
小林隆（井上源三郎）
灰色のスーツに七三分けが似合っていた。クールな管理職サラリーマンが似合いそうだ。
この人があんな熱い源さんを演じていたとは。
桂吉弥（山崎烝）
髪の毛を短く刈り、スーツが似合う。元気な営業マンというイメージ。
これがあの山崎？本職が落語家？配役を決めた人はよく見つけてきたなあ。
山本耕史（土方歳三）
やんちゃ坊主といったイメージ。これがあの鬼の副長を演じていたとは。
役作りがすごくうまいのだろう。
桂吉弥が、夜に新選組のビデオを５回も見ている、と暴露していたが、さもありなん。
以上は、演技と実物のイメージが大きく違っておどろいた面々だが、いい意味での驚きである。
いやほんとに皆いい演技でした。
１年間通して見て来ると、皆いい演技をしているのは理解できるが、当初発表された時は、サプライズ配役だったろう。
もし１年前に何も知らずに今日の山本耕史を見れば、とても土方歳三を演じられるとは思えなかっただろう。
こういった驚きの配役のイメージが、斬新な設定（坂本龍馬と近藤勇が黒船を見に行ったなど）とあいまって、批判派にとっては最初から最後まで払拭できなかったのだろう。
今回の大河に関しては、食わず嫌いで損していることも多いと思う。
一度見れば、良さが分かると思うが。
その意味で、完全収録版ＤＶＤが出るというのは、汚名返上のためにもいい要因である。
三谷幸喜（原作・脚本）
スペシャルゲストだ。素晴らしい原作をありがとうございました。
番組では、香取慎吾が京の町を訪れながら、番組のビデオを交えて新選組を振り返る。
ゲストに因んだクイズも出題された。
当時の切腹は、刀に手をかけた瞬間に介錯して首をはねていた、というのが驚きである。
確かに、自分で腹を切るのは痛いから。
武士道といえど、原理と実際は違うというのだろうが、武士以上に武士らしくあろうとした新選組では、原理に忠実に腹を切っていたというのだろうか。
船の中で死んだ山崎烝は日本最初の葬式様式である水葬にされた、というのは納得できる。
それも撮りたかったのだが、予算がなくなっちゃった、という三谷さんの裏話が楽しい。
しかしこの言い伝えも、ある作家の創作だという説もあり、実際のところは分からないという。
しかしこの新選組ウンチククイズ、なかなか面白い。
いっそのこと、『新選組！』に登場した役者さんを大勢集めて試衛館チームに多摩チーム、御陵衛士チーム、薩摩チームに長州チーム、芹沢チームに江戸幕府チームなどのチーム対抗形式で本格的に新選組クイズスペシャルをしてはどうか。
しかし、放送局の違うＴＶ局で、放送ビデオまで使ってこんなＰＲ番組をやってくれるというのは、異例のことだが嬉しいことである。
「私はビフォーアフターを見ますが、みんなは最終回を見て下さい」
との三谷さんのギャグは良かった。
私は『新選組！』は録画しているし、裏番組で何をやっているかも知らなかったし、ビフォーアフターも見たことないので、初めは何を言ってるのか理解できなかったのだが、香取慎吾がフォローしてくれたのでようやく分かった。ビフォーアフターは最終回とバッティングするこの局の裏番組だったのだ。
私ももっとＴＶやギャグについての感性を高めないといけない、と思ったわけですが。
それでは、
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『新選組！』をもっと楽しく観よう会 目次
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