OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

税金>>利子  振込料>>>利子

 毎年3月末日に郵便貯金に利子がつくので、この日のために銀行口座の預金も郵便口座に移して、少しでも利子を得しようという、涙ぐましい努力をしている。これが私のつつましい財テクである。
 平成19〜20年にかけて色々入り用があり、いつになく少なくなったが、全財産かき集めてようやく472305円を郵貯口座に入れることができた。
 これで得た利子が131円であり、これに税金25円がかかり、差し引き106円の不労所得を得ることができた。
 
 こうやって見てみると、税金というのが非常に大きいというのを実感する。
 
 利子の割合は
  131÷472305=0.0002773  (0.02773%)
 利子にかかる税金の割合は
  25÷131=0.1908396  (19.08396%)
 
 税金は利子の何倍かというと
  0.1908396÷0.0002773=688.20627 倍
 
 利子は小数点以下の%しかないのに、税金は2桁もあって、700倍近いのである。
 庶民が爪をともしてようやく得た利子に一気に重税がかかるという図式である。
 それでも郵便局の口座は利子の率が銀行よりも多い。銀行口座の利子は郵貯銀行に比べて圧倒的に少ない。
 しかも銀行は決済のために口座から他行口座に振り込むだけで利子が吹き飛ぶほどの手数料が一気に消えてしまう。
 
 私が子どもの頃は、「利子で食っていける」というフレーズを聞いたり読んだりすることが多く、そのような世界があるのだと思っていたが、今ではあまり聞いたり読んだりしないフレーズである。
 まあ少しばかりの貯金でかなりの利子があれば勤労意欲が低下するということで、利子が多いのも困るのだろう。
 それにしても、クレジットカードの引き落とし日に貯金残高が足らないと、後日の引き落としの際、利子がついて引き落とされるのであるが、その時の金額も馬鹿にならない。もらえる時の利子は少なく、取られる時の利子は馬鹿にならない。高利貸しなどはその典型であろう。
 
 なお、以前、家賃を振り込むために作った銀行口座があったのだが、不動産業者が変わったために銀行口座も変わったため放置状態となっていた。口座凍結になったり口座維持費を取られては困るので先日解約したのだがこの間の利息を記録しておく。
 
H15.11.14   残高 40,611円
H18.8.21 利息 3円 40,614
H19.2.19   16  40,630
H19.8.20   33  40,663
H20.2.18    32  40,695
H20.6.16  解約
  利息 26円(国税 15% 3円  地方税 5% 1円)
  差し引き利息 22円
  支払い額  40,717円
 
 平成15年から5年近く放置していたようだ。その間の5年を思ってしばし感慨にふける。
 銀行は夏と冬の2回に利息がつくが、この口座のこの金額では平成18年夏まで利息がついていない。
 上の記録から、5年の間に預金利息の利率に大きな変化があったことが読み取れる。
 また、口座記帳では郵貯銀行のように税金額の記載がされていない。
 これは、銀行では税金を引かれないということだろうか。それとも、税額を記載されずに差し引き利息だけ記載されているのだろうか。
 解約時にもらった利息計算書では、国税地方税に分けた税率も記載されていた。
 税金が取られているのであれば、郵貯銀行のように税額も記載してくれる方が親切であろう。
 
 確か以前は利子に税金はかかっていなかったと思うが、いつからかかかるようになった。マル優の廃止という。
wikipedia:少額貯蓄非課税制度
「元本350万円までの利子に対する所得税(通常15%)と住民税(通常5%)を非課税にできる制度。通称はマル優。」
【源泉】 利子と税金 【課税】
 http://ie.user-infomation.com/motiie_tyotiku/ty_01.htm
 
 昔は350万円までは非課税だったという。
 今頃気付いたが、マル優の廃止は本当にひどい。
 つまり、たかだか50万円弱の私の貯金では、昔は非課税であったのにマル優が廃止されたために重税を課されているわけである。
 格差社会というのが問題となっているが、格差是正のためにマル優の復活というのはどうだろうか。
 マル優の復活、ぜひとも検討して頂きたい。
(マル優は全てが廃止になったわけではなく部分的には残っているようである。とりあえず私の貯金には適用されないのであるが)
  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1210517827
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149601954?fr=rcmd_chie_detail
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q109874940?fr=rcmd_chie_detail
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1210126717?fr=rcmd_chie_detail
 
 私は大学は地元から離れた地方の大学に行った。その際、大学の所在する県の地方銀行に銀行口座を作った。
 就職してその地方を離れる際、その銀行口座を解約せずに残しておいた。このまま置いておいて10年20年もすれば、どれだけ利息が増えるだろうと、木の種を植えて木の実を期待するような気分でいたのである。
 その当時は休眠口座の凍結だとか口座維持費だとか難しいことを言わない大らかな時代だったのである。
 ところが今では口座の維持も大変な時代となり、私が残してきた地方銀行の口座も凍結されて利子がつかなくなっている。
 解約したいところであるが、口座を作った銀行の同一支店に行かないと解約してもらえないのである。旅費だけで大変な出費になる。
 しかも、銀行に登録した印鑑も既になくなっている。こんな場合、どうすればいいのだろうか。
 
 しかし銀行も不親切である。
 口座凍結だとか口座維持費だとかうるさいことを言う割りに、銀行口座の解約はやりにくい仕組みになっている。
 小口口座の存在が邪魔ならば、もっと解約しやすい仕組みにせんかい!
  
  
10年放置で払い戻し不可?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411406014?fr=rcmd_chie_detail
 
 銀行口座といえば、振込料金についても、私が大学生の頃は、同じ銀行ならば支店が違っても振込量が無料だったんではなかったか?今では同じ銀行でも支店が違えば振込料がかかるのではないか?
 銀行の振込料ほど払うのが馬鹿らしいものはない。たった1回の振込料でわずかばかりの利息など何十年分も吹っ飛んでしまう。それなら現金を手渡しする方がまだましだとすら思えてくる。
 
 新生銀行では振込料金が無料だというので口座を作り、大いに活用していたのだが、無料回数に制限がつき、5回になり3回になってとうとう1回きりとなってしまった。
 毎月1回だけは新生銀行を利用するとして、それ以降の振込みは、りそなダイレクトがお得である。
 何せ他行あて振込料がたったの100円なのである。
 振込料が100円なんて銀行はネットも含めて他にあるだろうか?
 銀行口座の振込料が高いと思っている方は一度検討してみてはいかがでしょうか?
  
 りそなダイレクト
  http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/direct/index.html
  http://net.resona-gr.co.jp/resonabank/direct/index.html
 
 利子だとか振込料だとか細かいことを言っているからお金が増えないんだ、株や投資をやってればもっとお金が増えていたはずだ、と言われればそれまでであるが。
 株や投資の才覚が全然無い私は今後もローリスク・ローリターンでちまちまと倹約して小金をコツコツと貯めていくつもりである。
  
wikipedia:利子
wikipedia:公定歩合
wikipedia:利子所得
 
永井俊哉ドットコム なぜ貨幣は利子を生むのか
  http://www.nagaitosiya.com/a/interest.html
 
 定番 自分のお金を守るならやっぱり郵便局にしなさい―安心・便利・確実・有利 (アスカビジネス) (アスカビジネス) 【改訂新版】1万円からOK!これからは郵便局ではじめる投資
  私のようなローリスク・ローリターン志向の者には、国営の安定した郵便局が頼りになった。
  郵政民営化絶対反対!!
  




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