大全 男―女にモテる三条件を身につける法 (POCKET BOOK SPECIAL)
ポケットブックという会社から出版されています。
内容は、ごま書房から出ていた実用書から読みどころを抜粋したアンソロジー。
昔、ごま書房から色々と新書版の実用書が出ていて、私も色々購入したものです。
目録を読むのも好きだったので、タイトルや著者名が懐かしい。
ごま書房のその後はどうなったのか、複雑な事情があるようです。
wikipedia:ゴマブックス
wikipedia:ごま書房新社VM
本書の内容は
1「男」はやさしくなければならない
安藤昇 男の修行
富田隆 モテる男の条件
橋本保雄 頭くばりが男をつくる
2「男」は強くなければならない
安部譲二 男を磨く
松浪健四郎 もっと「ワル」になれ
アニマル浜口 男はもっと燃えろ
3「男」は女を歓ばせなければならない
愛染恭子 女を歓ばせるテクニック
長田尚夫 男の性能と関係ない長さと太さ
大島清 電車ですぐ座る男はインポになる
執筆9人中、5人までがア行で始まる方!
出席簿の始めの方で呼ばれるア行の方は根性がつくので出世するのでしょうか!?
読んでみると、なかなかいいこと書かれていました。
女にモテるかどうかというより、真剣に人生を生きていくという心構えだとか社会人としての意識の問題です。
表面的なチャラチャラしたハウツーではなく、真剣に中味を磨くことで結果的に女性から評価されることを目的としているようです。
安部譲二や松浪健四郎は、単著では多分敬遠して読まなかっただろう著者ですが、いいこと書いてました。
安部譲二さんは江戸川乱歩に命じられて写経をされていたとか、漢文の権威に漢文を学びに行ったとか、なかなか学があってすごい方です。
松浪健四郎は極右独裁政治・言論弾圧を実行している側で私は弾圧される立場にあり、激しく批判している対象ですが、氏個人の人生を見据えた将来展望の立て方はすごいと思います。この賢さが私には欠けていた。そこが独裁政治を行う側に入れる人と弾圧される側で終わる人の運命の分かれ目でしょう。
また、同じ独裁政治家でも、実力も適性も努力もないのに家柄と血筋で祭り上げられ、嘘とデマによるマスゴミ操作を駆使して首相になってしまったボンボンバカボン安倍晋三とは違うところです。まあ安倍晋三に人生論や仕事論を書かせても碌な本にならないでしょう。
他、橋本保雄さんのビジネスにかける意識もすごい。
アニマル浜口さんの気合い論も読む意義あります。
2001年に購入したというメモがありますが、その時は読まず、今頃読みました。
当時は人生について投げやりになっていて滅茶苦茶でした。あの頃読んでいれば、少しはマトモになっていたかも。
こういった人生論に関するアンソロジーもいいものです。
大全 男―女にモテる三条件を身につける法 (POCKET BOOK SPECIAL)
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