日本の戦国時代における中国地方の“三国志”を描いたNHK大河ドラマ『毛利元就』。
2013年に開始した『毛利元就』を再見する企画、とうとう8年目に突入してしまいました!
(過去ログ)
https://diletanto.hateblo.jp/archive/category/毛利元就97
【今回の流れ】
私の人生も色々と変化があり、1年6か月ぶりの毛利元就です。
吉川興経(京本政樹)の裏切りで大壊滅した大内軍。
毛利軍はしんがりを命じられ、追撃を振り切りながらの退却戦。
毛利元就(中村橋之助)が郡山城に生還するまでの各陣営の方々の心理を描く回であります。
(以下、個人的覚え書きメモ。ネタバレ注意!)
厭戦気分の大内義隆(風間トオル)。ボンボン大名は挫折に弱いのです。
あくまでもプラス思考で強気にふるまう美伊の方(富田靖子)。
大内義隆や尼子晴久(高嶋政宏)のようなボンボン大名とは器が違います。毛利家が勝ち抜いたのは美伊の方を始め人材に恵まれ、団結していたからでしょう。
元就は隆元(上川隆也)と別コースをとることを提案。
渡辺通(勝村政信)は手薄の元就軍に随行することを志願。
通の意図は?
好事魔を生ず。勝ち戦で勢いに乗る尼子家では早くも不協和音が……。
長童子丸(後の尼子義久(中村獅童))をあやす尼子晴久(高嶋政宏)。
「長童子丸はじいが好きゆえのう。」
(長じて父上の方が好きになり母親をいさめたようです。)
「大殿(尼子経久(緒形拳))の頭を失った今、尼子はわが新宮党の腕如何じゃ。」
皆が皆尼子経久(緒形拳)や新宮党を持ち上げるのでないがしろにされた晴久はついに怒りが爆発。
この男、将たる器に欠けますね。
側近達も晴久の気持ちを忖度してフォローするようなきめ細かな心配りをする人が欠けていました。
そもそも経久の代からの旧臣・亀井秀綱(河原さぶ)が空気を読めなかったのです。
今回晴久がキレる話題の口火を切ったのが亀井です。
ベテランらしくもっと目配りして話題に気を付けるべきだったのです。
第23回 https://diletanto.hateblo.jp/entry/20150408/p1
で経久は亀井秀綱を飛車に・宇山久兼(磯部勉)を角に例えています。
しかしこんな体たらくでは飛車の役割を果たせていません。これではバカ殿とバカ家臣です。
まだ宇山久兼の方がしっかりしていたようです。
宇山が第24回で討ち死にしなくて存命だったらどうなっていたか。
ともかく、人の心・人の和が大事だと思い知らされるドラマなのであった。
元就の身代わりになって敵を引き付ける渡辺通。
大内家でも波乱が。
負け戦の責任を巡って陶隆房(陣内孝則)と相良武任(白井晃)が激突。
加芽(葉月里緒菜)は「大内家は腐っておる」と各人を駄目出し。
特に風流を解さない陶隆房との折り合いが悪いようで、陶は加芽を追い出す。
佐々木道誉とだったらいいコンビになったかな?
「わしがここに戻って来られたは通のおかげじゃ」
めでたしめでたし……。で終わったらいいのですが、連続ドラマの鉄則通りそれでは終わりません。
このところ健康不調の描写が多かった美伊の方が倒れ、次回に続く!
ところで吉川興経(京本政樹)の裏切りから敗北・退却戦の過程にかけて、小三太(奈佐健臣)はどうしていたのでしょうか。
忍びの者のような動きをするので、本気で動いていたら吉川興経の裏切りの証拠をつかんだり、安全な逃げ道を案内してくれたりしてくれそうなのですが。
まあここは架空の人物なのだから、存在していては困る存在だったということで。
ところで、2013年1月10日から始めた大河ドラマ『毛利元就』の視聴感想文ですが、ついに7年を超えてしまいました。
休み休み観て、ようやく7年かけてDVDボックスの上巻を観ることができたわけです。
続きを観るためにDVDボックスの下巻を購入したいところなのですが、ちょっと障害が出てきました。
7年前に上巻を購入した時と少々境遇が変わっていて、まとまった金額をポンと出すのは難しくなっています。
幸い私が会員となっている某ネットレンタルでレンタルできるので、そこでDVDをレンタルしようと思います。
今後、奸臣・井上元兼(片岡鶴太郎)の最後、元就の三人の息子の行く末や厳島合戦、吉川家や小早川家との戦い、そして何より懐かしの面々再登場の最終回など、もう一度見たいシーンも多い。
しかし今一度思い直します。
大内義興(細川俊之)・尼子経久(緒形拳)・桂広澄(草刈正雄)・渡辺勝(榎木孝明)らに比べると、下巻に登場する方々は少々重厚さに欠けます。重厚さを楽しむには上巻を観たことで満足できました。
わずか27話を観るのに7年間かかったことを思うと、今後の私の人生で一体どれだけの大河ドラマを観ることができることができるか。
『毛利元就』下巻を観るよりも、もっと観たかった作品を優先するべきなのでは?
私は『風と雲と虹と』『黄金の日日』『真田丸』『独眼竜政宗』を観たいのだ。
よって、『毛利元就』はひとまずこれで棚上げし、今後は『風と雲と虹と』を観ていくことにします。
↑見逃していた・忘れていた重要なシーンを再確認しよう!
名作を見直すことは大切だ。
毛利元就97 過去ログ
https://diletanto.hateblo.jp/archive/category/毛利元就97
■[毛利元就97]NHK大河ドラマ『毛利元就』検定~~~~~~!
(2)http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180115/p1
(1)http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130119/p1
wikipedia:毛利元就 (NHK大河ドラマ)
wikipedia:毛利元就
wikipedia:毛利元就 誓いの三矢
【大内義隆】毛利元就【尼子晴久】
http://nhk.2ch.net/test/read.cgi/nhkdrama/1346636153/l50
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毛利妄想
http://www.asahi-net.or.jp/~jt7t-imfk/chronicle971.html#com15
毛利元就 完全版 - ツタヤ ディスカス
http://www.discas.net/netdvd/dvd/goodsDetail.do?pT=0&order=0&titleID=0087457474
不肖・大河ドラマ批評家 一大河の批評レポート
松寿丸は、やせがまんできまする。/大河ドラマ 第36作『毛利元就』(1)
http://ameblo.jp/1day1taiga/entry-11201872801.html
大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
https://haiyaku.web.fc2.com/97-taiga2.html
毛利元就 アンサイクロペディア
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%AF%9B%E5%88%A9%E5%85%83%E5%B0%B1
「軍師官兵衛」と「毛利元就」のパラレルな関係
http://www.hokuolaw.com/2014/04/11/%e3%80%8c%e8%bb%8d%e5%b8%ab%e5%ae%98%e5%85%b5%e8%a1%9b%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%af%9b%e5%88%a9%e5%85%83%e5%b0%b1%e3%80%8d%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%a9%e3%83%ac%e3%83%ab%e3%81%aa%e9%96%a2%e4%bf%82/
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