★絵本を読みあうということ―「読書療法」の向こう側とこちら側 ←旧版
著者は小児病棟や老人施設で子どもや老人を相手に絵本の読み合いをされている方。
読書療法といっても色々な方法があるようです。
村中さんが行っているのは、大勢を相手に読み聞かせるのではなくマンツーマンで読みあう方式のようです。
本書ではお年寄りと絵本の読み合いをした時の経験や思ったことが短いエッセイ風に綴られています。
子ども達には人気だったある絵本がお年寄りには不人気だったという件について、考察が書かれています。
また、村中さんの経験では、痴呆状態と思われているお年寄りでも一緒に絵本を読んでいると何らかの反応が出てくるようです。
そこから綴られる著者の考察は味わい深い。
これはある程度の年齢以上の人間でないと実感できない境地でしょう。
字は大きいし文章は平易なので小学生の朝の読書にもできそうな本ですが、子どもに本当に理解できるかどうか難しいところです。
ある程度自分も年をとったことや両親が老いたことを実感していて初めて腑に落ちる記述です。
村中さんは子どもと読み合いをした本も書かれているようです。
子ども相手だとまた違った面が出てくると思います。
セットで読むとより完璧でしょう。
●ブクログ
https://booklog.jp/item/1/4892401307
https://booklog.jp/item/1/4892401625
https://booklog.jp/item/1/4892401579
●読書メーター
https://bookmeter.com/books/190798
https://bookmeter.com/books/192172
https://bookmeter.com/books/150228
wikipedia:村中李衣
ツイッター https://twitter.com/muranakarie
絵本ナビ https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=2363
「読みあう」ことで響きあえる大切さを伝えたい 児童文学作家・村中李衣さん講演
https://book.asahi.com/article/12247249
wikipedia:読書療法
日本読書療法学会
http://www.bibliotherapy.jp/jpn_aboutus.html
“秘密の花園 人々を幸せにする“読書療法””
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20070204/p1
読書療法(読書セラピー)/漢方薬売り上げランキング
https://yorodzu.seesaa.net/article/481550857.html
“驚きの介護民俗学 六車由実”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20160223/p1
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