いくら速読の練習をしても速読できるようにならないので、児童書で速読することにしました。
本書は岩崎書店の「世界の名探偵」シリーズの第6巻。
「火曜クラブ」
「なぞの金塊事件」
「すばらしいメード」
「管理人の老女」
が収録されています。
ところで、私が小学生だった頃、図書室に岩崎書店の「世界の名探偵物語」シリーズが入っていて、その中の数冊を借りて読んだことあります。
岩崎書店(Iwasaki Shoten)/世界の名探偵物語 1974-1976年
https://ameqlist.com/0a/iwasaki/se_mei.htm
その中の『名探偵マープルおばさん』も借りました。
名探偵マープルおばさん(世界の名探偵物語)
https://bookmeter.com/books/21607083
表紙に描かれたマープルおばさんはふっくらしてもじゃもじゃの毛をしていて可愛らしかったような覚えがあります。
本書表紙のミス・マープルはもっとスリムに描かれていますが、どちらかというと神経質で嫌味そうに見えます(失礼!)。
確か私が小学生の頃借りた『名探偵マープルおばさん』は、全て『火曜クラブ』からの作品だったような気がします。
どんな作品だったかほとんど覚えていないのですが、確か赤い水着を干していたら下に血だまりができていたシーンや、火曜クラブで実行予定の事件を話した女性がミス・マープルにたしなめられるシーンがあったように思います。
本書「世界の名探偵6」バージョンではこれらのエピソードが省かれ、後半の作品が新たに収録されているようです。
つまり最初の2作品は「火曜クラブ」からで、後半2作品はミス・マープルが単独で行動・捜査する話です。
ということは「世界の名探偵」シリーズは「世界の名探偵物語」を元にして新たに編集したシリーズでしょうか?
全て火曜クラブからの作品にした方が世界観が統一されていて子ども達には分かりやすいのでは、とも思いますが、しかし後半2作品も発想の転換が鮮やかでミス・マープルシリーズのすごさを実感できる作品です。
表面的に見ているとスルーしてしまう平凡な事件でも、裏側から見るとまるっきり違った世界が見えてくるという、ものすごいトリックです。
こういう作品を子ども時代から愛読していると、発想力や想像力が発達して、日常生活がエキサイティングに・いやエキセントリックに感じられるのではないでしょうか?
(ぼそっ。一人二役トリックは物語としては面白いのですが、現実に行おうとしても簡単ではないと思います。声だとか全体の雰囲気とかで違和感を感じるのではないでしょうか。)
●ブクログ
https://booklog.jp/item/1/4265067360
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くりすてぃー・ふぉー・きっず
https://deliciousdeath.com/forkids2.html
三者三様の『ミス・マープル』について掘り下げたい!【とりあえず迷ったら見るべき英国ドラマ】
https://www.mystery.co.jp/column/132eky2nwzvsj41a.html
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kindleの読み上げ機能 4倍速以上があればいいと思いますか
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