OLDIES 三丁目のブログ

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大河ドラマ【毛利元就】第39回 裏のまた裏



【今回のあらすじ】

 毛利軍と陶軍の決着をつける合戦が近づいてきました!
 村上水軍や堀立直正はどう動くのか!
 そして決着戦を前に、元就は調略の手を打っていくのでした!


(以下、個人的覚え書きメモ。ネタバレ注意!)



  
 陶軍一万に対し毛利は二千の兵力!どう迎え撃つか作戦を練っている元就(中村橋之助)にさよ(田中広子)と香(秋本奈緒美)が茶々を入れに来る。
 さよは「難しいことは分かりましぇん」と、杉の方(松坂慶子)を思わせるおバカキャラ。元就の父・弘元(西郷輝彦)は杉の方に対してまんざらでもない様でしたが、元就はさよの誘いに乗ってこない。香はまつりごとに興味あるようですが、元就は香と共に考えようとしない。
 結局、この二人の後妻の存在意義は何だったのでしょうか?



  
 毛利と陶の対立を知った尼子は高見の見物。
 国久(清水綋治)は三千五百の兵で毛利を攻めてやります!と血気盛んですが……。


  
    
      
 桜尾城(安芸の国)で軍議をする面々を阿古の方(藤吉久美子)や妙(宮本信子)らが陣中見舞いに訪れる。このようなことは前代未聞だ、大殿が知ればどう言うか、と心配する元春(松重豊)や隆元(上川隆也)に深く考えることではない、と隆景(恵俊彰)。そこに不機嫌そうに元就が現れる。詫びる妙を見て機嫌を直す元就。
「これからの世の中はの、男もおなごも共に戦うことじゃ。男を励ましに来てくれたというはおなごも共に戦うという思いの表れじゃぞ」
と何やら現在盛んに言われ出した女性の政治参画に通じるセリフ。


「大殿、このいくさ、勝ったようなものにござりますな」
 妙のこのセリフに衝撃を受ける元就。
 このセリフは美伊の方(富田靖子)の決め台詞ですが、果たして妙が言ったのは偶然の一致なのでしょうか?隆景を通じてよく知っていたということも考えられるのですが……?
 


  
    
      
 陶と戦うには背後の尼子の牙を抜いておかねばならん、と小三太(奈佐健臣)を使って工作を始める元就。見事に引っ掛かる尼子家の面々。尼子国久(清水綋治)が三千五百の兵を四千二百に増強して反逆を狙っているのでは、とバカなことを言い出す晴久の青二才の親衛隊達。障子に目あり床下に耳あり。この映像では晴久達は1階で会議しているようだ。しかしそんなに簡単に床下に忍び込めるもんですか?尼子の城は節穴か?
「これは元就の調略やもしれぬ!皆の者、今はまだ信じてはならぬぞ」
と今はまだ少しは理性の残っている尼子晴久高嶋政宏)ですが……?



  

  
 毛利討伐に来た陶軍は毛利軍に包囲されて全滅。今後の策を練る毛利軍。息子達や家臣達は陸での長期戦を主張するが、元就は厳島での短期決戦を主張。
 しかし陶晴賢陣内孝則)は、毛利の本拠地・郡山城攻めを考えていたのであった。


  
 江良房栄(高岡健二)が村上水軍に、どちらにも味方せずに動かぬようにと頼みに来るが、野田次郎(的場浩司)が追い返す。しかし村上水軍も堀立直正(原田芳雄)も今はまだ様子見のようだ。なかなかいい立場です。


  
    
      
 元就の策に騙された晴久がついに国久と新宮党を粛清。
 国久の最後の言葉は「みつ、尼子の家をつぶすでないぞ」でしたが……。


  
    
 児玉就忠益岡徹)が旗返城の江良房栄(高岡健二)を訪ね、寝返りを勧告。しかし江良は乗らず、追い返す。しかし軍使を殺さずに帰すという温情が仇になった。またもや偽の書状を捏造され、騙された陶晴賢陣内孝則)に粛清されます。


 陶軍が陸路で郡山城に進軍していると知らされた元就。何とか陶軍を厳島におびき寄せる必要があった。さあどうする元就!?


 今回、元就の調略が炸裂して陶軍と尼子軍の重要人物が一人づつ粛清されてしまいました。
 こんな風に簡単に騙されてしまうんですね。現在でもネット上でフェイクニュースが簡単に広まり、それを打ち消すのは簡単ではないと言われています。悪意の嘘は広がりやすいんですね。
 私の日常生活では人を騙すより人から誤解を受けて嫌われるパターンが多いので、他人事ではないドラマです。
 国久も江良も「元就の調略です」と弁明するのですが聞き入れられずに瞬殺されてしまいました。
 一度疑われると弁明の余地はないようです。
 江良房栄に関しては、裏切りの意志はないことを示すために軍使を殺すとか捕えるとかしておけば良かったのではないかと後からの知恵ですが思いました。
 尼子家に関しては、元就の手玉に取られている河副久信(上杉祥三)が滑稽です。諜報班の局長ぶっているのですが元就に利用されているだけという。客観的に見て実力が伴っていないのでした。
能面のような表情に見開いたまん丸い目という、アニメに登場する悪役みたいな面で憎らしい。しかし人は傲慢になるとこんな失敗を犯しがちになるので注意。
 国久も河副ら若い世代から煙たがられているようで、フォローされていなかったのがつらい所。若い世代から尊敬されていれば強みを補完し合えていたはずです。まあ第33話での出会いの初対面の印象がお互いまずかった。

大河ドラマ毛利元就】第33回 冴えわたる策略
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/06/09/204145

……と、私個人の対人関係の失敗の反省をもとに考察してみました。もっと早くこの境地に至っていればもっと人間関係が豊かになっていたんかのう?



  [wikipedia:毛利元就 (NHK大河ドラマ)]
  [wikipedia:毛利元就]

  36毛利元就97 過去ログ
 
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  59麒麟がくる20
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