将門(加藤剛)と桔梗(森昌子)、源扶(峰岸徹)と良子(真野響子)の二組の若い男女の関係はどうなるのか?!
前回の続きです。
良子の侍女の寝室に入ろうとして間違えて良子の寝室に入ってしまった扶。
良子にとがめられて絶体絶命である。
この結婚は元来政略結婚で自分は気が進まなかったが改めて良子さんが欲しくなった、とさすが口説き文句はうまい。
良子もまんざら悪い気ではなく、いい雰囲気に。
扶は前回も桔梗を襲っていたように、女性に対して不誠実な男です。
しかしなぜか女性に対して好印象・セックスアピールを与えるらしく、多くの女性が犠牲になってきました。
これは平貞盛(山口崇)も同じです。
その一方で、私のように女性に対して誠実のつもりでもなぜか嫌われてしまう人間もいます。
人生は不公平なものです。
将門に対して積極的に押していく桔梗。
しかし将門は接吻すらしないで帰ろうとする。
「殿は好きな方がいるのね」
「どうしてもそんな気がする」
「どうしてその方をお迎えにならないの」
「殿は臆病よ。欲しければ取ればいいのに」
……と肉食系です。
現代の女性でもここまで積極的な発言をするのでしょうか。
当時の坂東の民の女性はこんな感じでガンガン男を誘っていたのでしょうか。
「殿は臆病よ。欲しければ取ればいいのに」
というセリフは、自分が欲しければ自分を取ればいいのに、言い換えると自分を取ってほしい、という意味なんだと受け取りました。
そして、自分を取らない殿には他に好きな人がいるはずだ、ということ。
この発言から、桔梗はかなり自分に自信がある方なんだと思ったのですが。
さらに、将門は他に好きな人がいればその人に義理立てて他の人を奪わない人であります。
一方、源扶や平貞盛は他に好きな人がいても正妻がいても構わずに浮気する人物なんでしょう。
人生は不公平なものですね。
良子の嫁入りを知った将門は悩んだ末、ついに大それたことを決断。
伊和員経(福田豊土)・子春丸(島米八)を引き入れ、計画を練る。
「私にはこの道しかなかったのかしら。どこか他にみちが……」
「俺にはこの道しかない」
源護(西村晃)の屋敷に向かう良子。詮子(星由里子)は同行しているが、平良兼(長門勇)は同行していない。
父親は翌日の婚礼の日に式場に行くということなのだろうか。
警備も手薄のようで、将門と伊和員経は二人だけで易々と良子を強奪。
追っかけて来たのは頼りなさそうな郎党二人だけ。
良兼家の警備体制は一体どうなってるんだ。
その追手も鹿島玄明(草刈正雄)とけら婆(吉行和子)の道路工作に引っかかって引き返す。
けら婆は藤原純友(緒形拳)に同行していたんじゃなかったんですか?
京都も飛び越えて坂東に下って来たとはよほど将門に入れ込んでいるんですね。
それにしてもけら婆もこうやって見ると若い。
この形態が当時の吉行和子さんの実年齢に近いのか?
将門の大それた行動に一門は騒然!
しかし二人は昔から愛し合っていたということが分かり、その日のうちに祝言が行われる。
ナレーションによると、略奪結婚は、当時は豪族ではその習慣は廃れていたが、民人の間ではまだ行われていたということです。
しかし、本当に結婚して良かったのでしょうか。
もし二人が結婚すれば、源氏も平家も敵に回して大戦争が起こることになります。
犠牲者も多く出ることでしょう。
そして普通に考えると、広さも人口も国力も圧倒する源氏・平氏連合軍が圧倒的に有利です。
将門の国は負けると考えるのが自然ではないでしょうか。
私が良子なら、それはそれこれはこれで、自分が犠牲になって源扶の嫁になり、戦争を防ごうとするかもしれません。
何でこんなこと言うかと言うと、私も今まで人間関係が分からずに自分勝手にやってきたために社会的に孤立していることを自覚しているからです。
その反動で、社会的に波を立てたくないという思いが人より強いのだと思います。
良子が略奪されたという知らせは、翌日に平良兼(長門勇)にもたらされる。
「腰抜けめ!それでも坂東の男か!兵を集めい!」
と激怒するが……。
五日後に詮子(星由里子)が帰宅しても、まだ屋敷で悩んでいたのだった。
「臆病」「気力が衰えた年寄り」となじられた良兼は激怒。
出陣を告げる。
ついに不幸な戦争が始まりそうです。
ところで、良兼は5日間屋敷で悩んでいたということですが、なぜここに平国香(佐野浅夫)や平良正(蟹江敬三)がいないのでしょうか。
良子は祝言の前日に強奪されました。
翌日が結婚式なら、国香や良正も出席するはずで、翌日には事件を知って良兼の屋敷に駆けつけても良さそうなものです。
第18話では良兼や良正の婚礼に平家一門が出席していたではないですか。
https://diletanto.hateblo.jp/entry/kazetokumotonijito18
また、第17話で良兼は源護(西村晃)の屋敷で土地の件について説明してもらおうと提案。
翌日には源護の屋敷に国香や良正も集合しています。
だからお互い1日で行き来できる距離だと思うのです。
それがなぜ良兼は5日間、国香や良正に相談せずに一人で悩んでいたのでしょうか。
風と雲と虹と NHK大河ドラマ・ストーリー
雑記帳
大河ドラマ『風と雲と虹と』第20回「良子掠奪」
https://sicambre.at.webry.info/200912/article_8.html
戦国放題 こたつ城
「将門雑記(風と雲と虹と)」3(14~20)
http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/14-20.htm
風と雲と虹と 過去ログ
麒麟がくる 過去ログ
毛利元就 過去ログ
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