貞盛(山口崇)達は将門(加藤剛)軍が接近していることを知る。
貞盛は戦っても勝ち目はないと逃げようとするが、侘田真樹(藤巻潤)は戦うことを主張。
しかし貞盛は和平仲介を求めに上洛しているのだから、正直に堂々とそれを言ったら良かったのに。
何で逃げたり戦おうとするのか。結局こんな風にこじれて戦う羽目になってしまいます。
そしてマキさんも登場当初は将門に好意を持っているように描かれていたのに、何で将門に徹底抗戦しようとするのでしょうか。ここは貞盛の和平策が遂行できるよう取り計らうべきでしょう。
戦いは将門が出るまでもなく、伊和員経(福田豊土)や文屋好立(大宮悌二)らの軍が貞盛軍を粉砕。
マキさんは貞盛をかばって致命傷を負う。
弁慶の立ち往生ならぬ侘田真樹の立ち往生。
しかし将門は貞盛を仕留めることはできず逃がしてしまう。
そのことを佐野八郎(松村彦次郎)から聞いた田原藤太(露口茂)は本拠地へ帰ってしまう。
若い頃に公に反抗して痛い目に会って転向した藤太にしてみれば、後から出てきた将門に対して色々含むところがあるのでしょう。
英雄並び立たずといいます。将門がレジェンド藤太に対して圧倒的にへりくだって徹底的に持ち上げた上で誠意をもって交流を求めれば何とかなったのかもしれません。
貞盛は何とか都にたどり着いたようです。部下も失って着の身着のままでどうやって?ともかくそれを可能とした貞盛のバイタリティも馬鹿にはできません。
それはともかく、貞盛は藤原忠平(仲谷昇)や藤原子高(入川保則)と面談。
子高は紀淑人(細川俊之)による海賊懐柔策を批判。
「紀淑人は海賊を退治したのではなく、ただ妥協しただけのこと」
そして、坂東の武士を徴兵して海賊退治に当たらせるべきだと主張。
憎き子高ですが、この策は政策としては間違っていないとは思います。
しかし似たようなことは第31話で名もない右端の小太りの赤い人が言ってましたで。
“風と雲と虹と 第31回 龍と虎と”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/tairanomasakado31
一方、伊予の純友(緒形拳)は重太丸(早川勝也)と武蔵(太地喜和子)とつかの間の平和を楽しんでいた。
しかし荒っぽい海賊である純友の部下達は気に入らない様子。
人が3人集まれば派閥ができるといいますが、大勢の人が集まると利害関係の調整が大変です。
特にこの場合は気の荒いアウトロー達ですから、まとめるのは大変です。
武蔵は子ども時代の楽しい家庭生活の断片を思い出す。
どうやら弟がいたようです。
弟を抱いた母親(八木昌子)とさすらっている記憶も。
しかし詳細は思い出せない。かなり辛い思い出だった様子。
年号が改元され、貞盛は将門の追討使に命じられる。
ところで、貞盛は将門との和睦の仲介のために上洛したのですが、その件はどうなったのでしょうか。
将門軍に追討されて散々打ち破られたので言い出せなくなったのでしょうか。
重ね重ね、誤解による貞盛追討戦は残念です。
伏せっていた良兼(長門勇)が死去。良子(真野響子)は詮子(星由里子)の行動を警戒して会いに行けず。
坂東平氏一門は源氏の嫁達に翻弄されましたね。
まあ国香(佐野浅夫)と良将(小林桂樹)の折り合いが悪かったのがつけ込まれたわけですが。
人間関係とは難しいものです。
将門追討使となって下って来た貞盛は田原藤太(露口茂)に面会を希望し、藤太は会ってみようとする。
坂東のレジェンド藤太はキャスチングボードを握って将門軍と源平連合軍を両天秤にかけている立場です。いい立場ですね。
- 作者:海音寺 潮五郎
- メディア: 文庫
雑記帳
大河ドラマ『風と雲と虹と』第42回「天慶改元」
https://sicambre.at.webry.info/201006/article_2.html
戦国放題 こたつ城
「風と雲と虹と」7(40~46)
http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/40-46.htm
14風と雲と虹と76 過去ログ
『麒麟がくる』で考える社会と人生
毛利元就 過去ログ
新選組! 過去ログ
平清盛 過去ログ
wikipedia:風と雲と虹と
#平将門 #風と雲と虹と
ツタヤ
NHK大河ドラマ『平将門』『藤原純友』
http://sakai.areablog.jp/blog/1000026345/p10648332c.html
【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
NHK大河ドラマ『風と雲と虹と』を知っていますか?
http://blog.with2.net/vote/v/?id=215381
↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m