- 作者: 那須正幹,宮崎次郎,原田大二郎
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
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図書館の自動コーナーで見て面白そうなので借りてみた。
「学校、友だち、家族、恋…、子どもたちの様々な悩みに、ズッコケ先生(那須正幹)、ダイチャン先生(原田大二郎)、ヒゲ先生(宮崎次郎)(「いってみればおとなのハカセ、ハチベエ、モーちゃん。」)が、楽しくまじめに答える。」
寄せられた相談は子どもらしい率直なものから家族問題のようなちょっと深刻なものまで。
なかなかの名回答がなされている。
回答者の個性も出ているような……?
他の先生方ならどんな風に回答しただろうか……という意地悪な野次馬根性が出てきた。
相談に対する回答には正解はない。回答者があるだけ回答があるのではないか?
相談の回答はあくまでも参考意見にすぎず、最後に決断するのは質問者自身である。それならば参考意見は多い方がいい。多くの参考意見を比べて検討して最終的に自分で決断するというのが一番いいのではないか。
そういう観点から見ると、一つの相談に複数の回答者が回答するというのが人生相談の理想だと思う。
そういえば昔、朝日新聞の日曜版で一つの回答を2人が回答するというコーナーがあった。人が変わると見方も変わるということで、二つの回答を比べるのも面白かった。
……ということで、「人生相談バラエティ」というような番組や雑誌企画があれば面白いのに。
相談者に対して複数の回答者が回答。その中で一番いい回答をした人が勝者となる。
○週勝ち抜きで人生相談王の称号がもらえる……なんて。
(そういえば『厳格に訊け!』で似たようなエピソードがあった)
おおっと、人生相談王の称号を目指して世界各地から名うての人生相談の名士が名乗りを上げた!
人生相談グランプリJI-1 今開催!
勝ち抜くのは誰だ!
『ズッコケ三人組』シリーズは、ちょっと世代がずれてしまった(子ども向けの本を馬鹿にして大人も読む文庫本を読み始めた頃だった)ため、とうとう今まで読む機会がなかった。
小学校の図書館にあった『屋根裏の遠い旅』に衝撃を受けたため、長い間私にとって那須正幹さんは『屋根裏の遠い旅』の作者、というイメージだった。
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