太宰治が森鴎外が訳した『女の決闘』(ヘルベルト・オイレンベルク)を紹介しながら突っ込んだり加筆したりしていく話。
森鴎外は夏目漱石と並ぶ日本の大作家ですが、夏目漱石と比べて文体が文語体により近く読みにくい印象があります。また、作品の内容も素っ気ないというか淡々としているというか無味乾燥というか、事実だけを述べてあっさりと終わり過ぎという印象がありました。学校の授業で習う中国の漢文のように贅肉をそぎ落とした必要最小限の事実だけを述べていて、一体この作者はこの作品で何を言いたいのか分からないという印象。
鷗外訳の『女の決闘』を読んだ感想もその通りで、必要最小限の事実だけ書かれた記録文という感じです。
そんな記録文をどんな風に読めばいいのか、太宰治が読み方のお手本を見せてくれた作品です。
書かれている事実の裏側にこんな風に書かれていない出来事や人の心の移り変わりがあったのだ、という妄想というか想像です。
イマジネーション豊かな作家はこんな風に小説を読んでいるのだという良いお手本です。
今後我々もこんな風に小説を読めばもっと楽しく読めるでしょうね。
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