OLDIES 三丁目のブログ

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風と雲と虹と 第30回 遊女姫みこ

 吉永小百合出演 大河ドラマ 風と雲と虹と 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚【NHKスクエア限定商品】 吉永小百合出演 大河ドラマ 風と雲と虹と 完全版 第弐集 DVD-BOX 全6枚【NHKスクエア限定商品】 風と雲と虹と―平将門の時代 (1975年)


 将門(加藤剛)が裁判のために京に出発。それを見送る季重(沢竜二)と鹿島玄道(宍戸錠)。
「おい都の泥棒!」
「何だ山賊!」
と言い合う仲は楽しい。
 


 
 その頃、日振島の純友(緒形拳)達は、獲物がなく殺気立っていた。
 ついには紀秋成(平田守)派と鮫(丹古母鬼馬二)派が刀を持って乱闘を始める事態に。
 海賊達の争いを実力で止めるけら婆(吉行和子)はすごい。
 

 こう獲物が少ないのでは高麗に遠征するしかないか、と純友やくらげ丸(清水紘治)や大浦秀成(中丸忠雄)らが話し合っていると、けら婆が鹿島玄明(草刈正雄)を連れてくる。
 玄明はついに九州から大船団が来るとの情報をもたらし、藤原恒利(今福正雄)からの作戦を伝える。
 

 純友は海賊達を集めて指令する。


 九州からやって来た年貢船団は途中、海賊に襲われている小舟の一家を助ける。
 しかし彼らの正体は藤原恒利(今福正雄)・千載(五十嵐淳子)・美濃(木の実ナナ)・けら婆だった。
 船は乗っ取られ、海賊達の餌食に。
 しかし良心につけ込むような作戦は後味が悪いなあ。
 


 財物の分け方を巡って藤原恒利が異を唱えるが、純友に説得される。
 海賊達も気が荒くて自分中心な連中の集まりだから、束ねるのは大変だろう。
 藤原純友ほどの大人物でないと頭領は務まらない。
 こういうことは人間の人事でよくあることなのでしょう。
 私ではとても純友のようにはいきません。


 京に着いた将門は以前借りていた屋敷を再び借り、小一条院へと向かう。
 途中、貴子(吉永小百合)の屋敷が焼けて廃墟化しているのを見て驚く。


 貞盛(山口崇)の命を受けて来ていた侘田真樹(藤巻潤)とも遭遇。マキさんも貴子がどうなったか知らないと言う。
 

 将門が見た貴子の幻。
 

 小一条院では藤原子高(入川保則)が対応。
「せいぜいお顔を出されるがよろしかろう。ちょくちょくとな」
 これは頻繁に賄賂を出せという意味。
 裁判が賄賂で決まるとは嫌ですねえ。
 現在は法治政治・三権分立・民主主義の制度が確立されていて公平な裁判が受けられて良かった!
……とはいえ、その原則も近年とみに劣化してきているように思うのですが……?
 

 伊和員経(福田豊土)が調べたところでは、源護(西村晃)陣営は将門の2倍の賄賂を贈っていたという。
 こちらも負けずに賄賂を贈りましょうと言う伊和員経に、そのつもりはないと言う将門。
 大丈夫なんですか?


 貴子の屋敷に散歩に来た将門は鹿島玄明(草刈正雄)と遭遇。
 

「ここをまっすぐ行けばあの人に会える」
 と玄明は教える。
 こんなこと教えちゃっていいのでしょうか。
 それは良子(真野響子)に対する裏切りであり、将門家に波乱を起こすことであります。
 

 帰ろうとした将門は謎の一団に襲われる。
 


 謎の一団が逃げた後に現れたのは興世王米倉斉加年)。
 興世王は謎の一団の正体は第12話で将門が成敗した不逞皇族の一味ではないか、他にも都の貴族達には将門に反感を持つ者が多い、と話す。
 確かにこの一団、将門と真剣で斬り合ってもほとんどが無事に逃げ帰ったのだから使い手であります。
 しかしこのシチュエーションで一番怪しいのはこの白塗りのオッサンではないでしょうか。
 一人でこんな場所をうろついていて偶然通りかかったなんてあり得るのでしょうか。
 それとも、この先にあるという貴子の館に行く途中だったとか行った帰りだったとか?
 最後に
「しかし、強すぎたよ。強すぎた」
と言い残して去って行くのだから、怪しいといえば怪しい。
 

 将門がずんずん進むと、意外と立派な建物が。そして案内の婆さんが場違いなほどあっけらかん。
 

 婆さんに案内される。中も意外と立派。
 


 やがてやって来た貴子が灯りをつけて顔を合わして驚愕の再会!!
 
 しかしこれ、やはり会わない方が良かったのでは?
 物語としては面白いんだろうけど、現実に二人の立場になってみると会わなかった方が良いような気がします。
 貴子にしてはこの態度が物語っています。
 将門も今は裁判ごとで大変な時だし。会うのなら裁判に勝ってからの方が良かったのでは?

 海と風と虹と(上) 平将門 (上巻) (新潮文庫) 平の将門 (吉川英治歴史時代文庫) マンガ日本の歴史〈10〉将門・純友の乱と天暦の治 (中公文庫)

 風と雲と虹と NHK大河ドラマ・ストーリー

雑記帳
 大河ドラマ風と雲と虹と』第30回「遊女姫みこ」
  https://sicambre.at.webry.info/201003/article_5.html
戦国放題 こたつ城
「将門雑記(風と雲と虹と)」5(27~33)
  http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/27-33.htm

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