兵を集め、鎧を着た平良兼(長門勇)は軍議を凝らす。
「先に石田に行って源氏や国香と連携するか、それとも直接豊田に行って決戦するか」
それはもう、味方と連携する方が有利ではないですか。
それにしても将門の良子略奪から5日以上たっているのです。
その間、源氏の方々はどうしていたのでしょうか。なぜ結婚予定だった両家は連絡を取り合っていないのでしょうか。
嫁の実家である良兼の単独行動になっています。その辺不自然だと思うのですが、どうでしょうか。
とそこへ、菅原景行(高橋昌也)の使い・三宅清忠(近藤洋介)が良子(真野響子)の手紙を持ってやって来る。
幸せだと書かれた良子の手紙を読んだ良兼は、良子のためにはこれで良かったのかと迷い始めるが、とりあえず清忠を返す。
立ち聞きをしていた詮子(星由里子)に手紙を見せろと言われた良兼は気分を害する。
「立ち聞きをする妻に隠し事する夫。
似合いでございますわ」
こうなると詮子は良兼に嫁に入ったのではなく、源氏のお目付け役・監視役みたいなもんですね。
嫁入りとはいえど、嫁入り先<実家 となる例。
詮子は平詮子ではなく源詮子のままなのです。
「里の者とも相談いたしますゆえ」
だから良兼はなぜ嫁入り先の源家や兄弟達と相談していないのでしょうか。
ついに心労で倒れる。一人で悩むには大きすぎる問題でした。
一部始終を床下で聞いていた鹿島玄明(草刈正雄)。
忍びの者は便利ですね。
将門(加藤剛)の郎党という名目で見舞い&偵察に来た玄明。
詮子は将門に源家にお詫びに行ってほしいと言う。
確かに源氏に恥をかかせたのは悪かったと反省した将門(加藤剛)は従うことにする。
しかしそれは詮子が企んだ罠だった。
それにしても源護(西村晃)&平国香(佐野浅夫)が悪相。後に水戸黄門様を演じる方々だとはとても思えません。
西村晃は水戸黄門を演じた時はもっとふっくらして優しそうでしたが、このドラマでは骸骨みたいでゾンビみたいです。
(東野英治郎も西村晃も水戸黄門を演じる前は悪役が多かったようです。)
そして国香はなぜ良兼の所に見舞いに行ってやらないのでしょうか。
これじゃ良兼も将門と同じ、平家の仲間外れ状態じゃないですか。
将門が少数の供を連れて源家に向かう途中、源氏の待ち伏せに囲まれる!
左より三男・源繁(牧村襄)、長男・源扶(峰岸徹)、次男・源隆(神太郎)
将門達は林の中に逃げ込んで救援が来るまでの持久戦を挑む。
しかしさすがは源氏の嫡男扶である。
挑発には乗らず、火責めを敢行!!
将門の影武者も討たれ、居残り組は全滅。その間に将門はお供一人を連れて何とか落ち延びていたのだった。
平三郎将頼(高岡健二)率いる援軍と合流できるか!?
しかし詮子もなかなかの策士よのう。源氏平氏の面々が詮子の筋書き通りに動いています。
このドラマ的には承平の乱のきっかけは詮子がもたらしたようなものです。
『麒麟がくる』で帰蝶(川口春奈)が軍師的役割を果たしたと話題になりましたが、その数十年前の『風と雲と虹と』でも女軍師は登場していたのです。
しかし、野戦に持ち込むとは少々不確実ですね。将門は野戦が得意だから、将門の土俵に乗るようなものです。
友好的に見せかけて接待すると見せかけて毒殺するとか不意にだまし討ちする方が犠牲も少ないし確実ではないでしょうか。
まあそんなことして成功したらドラマが続かないでしょうけど。
雑記帳
大河ドラマ『風と雲と虹と』第21回「欺し討ち」
https://sicambre.at.webry.info/200912/article_11.html
戦国放題 こたつ城
「将門雑記(風と雲と虹と)」4(21~26)
http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/21-26.htm
風と雲と虹と 過去ログ
麒麟がくる 過去ログ
毛利元就 過去ログ
新選組! 過去ログ
平清盛 過去ログ
wikipedia:風と雲と虹と
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ツタヤ
NHK大河ドラマ『平将門』『藤原純友』
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